アウターワールド(二度目)。


苦しみは現実を意のままに操ろうとするところから始まるのです。
物事はこうあるべきという考えに固執し、ありのままの姿を楽しめないことが原因です。

コントロールジャンキーだらけの昨今では耳の痛い台詞だね。

十三機兵防衛圏。


「高いから」という理由でスルーしていた本作ですが、ついにやりましたよ。安くなったので。

(そして感想は一切書かないっていう)

理由もなくイラつく。


理由がないから当たれるものもない。

自分にとって都合の悪い記憶や感情を押し込んできた心の中のゴミ箱が経年劣化で壊れかけている。

というわけでUnityで遊んでる。

ゲーム作りらしきことをしている時が一番落ち着く。

そう言えば、僕という人物は、もともと、これをする人だった。

生活を維持することにかまけすぎたな。

今期の変態倉庫番。


Baba Is Youよりルールは簡単。

(解くのが簡単とは言わない)

怒りに任せて人を殴ってはいけない理由。


昔、友達のCDケースから取り出したCDをフリスビーにして遊ぶというイタズラをしたことがあります。

といっても、投げたのはブランクのCDで、本物のCDはあらかじめ別のケースにうつしてありました。

友達を驚かせた後で「本物は無事だよ」とネタばらしをするつもりでいたのですが、ネタばらしをする隙もなく僕は顔面をグーで殴られました。

結果的に僕はその友達と絶交することになりました。

イタズラを仕掛けておいた僕が言うのも何ですが、彼は殴りたいという気持ちを少しこらえて対話の時間を設けるべきでした。

せめて拳を振り下ろす前に「なぜやったのか?」と訊きさえすれば、結末を変えられたと思うのですよ。

「良く見ろブランクCDだ」「ふざけんなよもう、ビビらせやがって」「あはは。騙されてやんのー」といった感じになっていたと僕は思うのですよ。

彼が殴りさえしなければ。

等しく終わってしまうのがいい。


世界が終わるボタンがあったら躊躇なく押してしまうと思う。

全ての不幸に終わりが訪れると共に、幸せな人は、幸せなまま、笑顔で終わってしまうのがいい。

最高のハッピーエンドだと思う。

でも、現実にそんなボタンはないから、生の苦しみを慰め合いながら死を追うように生きることしかできない。

だから僕らは人に優しくしていかなければならないんだよ。

Kasperskyを捨てた。


製品には全く不満がなかったんだけど、こうなってしまうとさすがにね。

いっときは「逆に安全じゃないか?」とも思ったんだけど、プーチンを常識で測ってはいけないと思い直した。

乗り換え先はBitDefender。

あまり期待していなかったんだけどスパムフィルターは既にKasperskyよりも優秀な挙動を示している。

具体的に言うと、Kasperskyが排除しなかった「えきねっと詐欺メール」をBitDefenderは排除してくれている。

大抵の人は首を吊れるけど、吊らない。


「あいつは大したことをしていない。それぐらいのことなら俺にだってできる」と言う奴おるけど、結局そいつはしなかったんだろ?

結果だけを見れば「できるけどしない」と「しない」は同じなのだから、しないことを前提とするのであれば、できるかどうかなんて関係ないよな。

「やる」という判断ができないのであれば、それも込みで「できない」と言い表す方が適切じゃないか?

「やろうと思えば」と簡単に言う人は、やろうと思えるかどうかというハードルを低く見積もりすぎてるんじゃないか?

僕だってその気になりさえすれば3分以内に首を吊れるよ。

チリンチリンが盗まれた。


チリンチリンを盗んでも経済的に得があるわけではない。

そこには純然たる加害感情だけがある。

同じ罪でも「生きるために殺す」の方がまだ理解できるし、場合によっては同情のしようもあるが、チリンチリンの窃盗は、ただ人を傷付けるためだけに行われている。

一生呪う。地獄に落ちろと言いたい。

これからの人生で何か嫌なことがあるたびに「これは、あの時にチリンチリンを盗んだ報いなのだ」と悔やめばいい。

どんなに悔いても赦してやるものか。

お前がその一生を投げ打って行いうる物事の中において最たる偉業はチリンチリンの窃盗だと思え。

チリンチリンを盗む程度のことしかできない人間であることを恥じながら誰からも愛されることなく惨めに死んでいけばいい。

それだけの呪いを掛けてやる。今この瞬間も呪いを感じろ。呪いを纏って生きていけ。

エルデンリング、クリアしました。


不満点は物凄く沢山あるのですが良い点の方が勝っているため結論としては大満足です。以下、思ったことを箇条書き。

・フィールドの作り込みは僕の想像を大きく超えてきました。フロムソフトウェアの身の丈を逸脱していると思います。狂気の沙汰です。最高です。

・薄気味の悪いロケーションはあるのですが、ゾッとするようなものが少なくて物足りなさを感じました。

・敵の頭が悪いです。パスをまともに取れておらず、大昔のゲームのAIのような動きをしますが、そのおかげで地形ハメがやりやすいです(それを利点とするかどうかは微妙なところですが)。

・だいたいのボス戦は楽しくないです。作り手には気持ちの良い戦闘をさせる気がないのだと思います。SEKIROと同じスタジオのゲームだとは思えないくらいつまんないです。

・世界が広すぎてNPCイベントの追跡がおそろしく困難になっています。リニアなステージ構成の場合はノーヒントでも良いのだけれど、オープンワールドでそれをされるとしんどいですよ。

・強化素材の要求量が多すぎて、ノーマル武器よりもレア武器の方が強化しやすいというおかしな状況になっています。そのせいで気軽に他の武器を試せなくなっています。

・マルチエンディングの違いの表現が微妙です。全く別にしろとは言わないけど、もうちょっとやりようがあるんじゃないすかね。

・サーバーとのコネクションが切れた際に強制的にタイトルに戻す仕様は良くないと思いました。サーバーが不安定な時間帯は頻繁にタイトルに戻されます。仕方がないので土日はオフラインにして遊んでました。

・バカの一つ覚えみたいにあらゆる壁の前に「隠し道があるぞ」のメッセージが置かれてる状況ってどうにかならんもんですかね。

文句ばかりが並べてしまいましたが、これだけ不満があっても面白いから凄いのですよ。とても満点とはいきませんが、90点は付けて良いと思います。

【おたより】

ずっとゲームをしてたからおたよりにコメントできませんでしたよ。

Elden Ringすごく楽しみですね。私もワクワクしながら待っております。
レビューを一通り読んでみて、Demons Soulやダークソウルを断念した自分でも長く遊べそうです。
いやー早く届かないかな。

Demons Soulやダークソウルを断念した人にはちょっとしんどいかもしれないけど、工夫すれば簡単になるからがんばってね。