ヘテロの男性がゲームでホモの男性を操作しながら「なんで俺がおっさんとキスしなきゃならんのだ」と思うのは至って普通なんですよ。


そこから生じる反感は「同性愛に対する反感」ではなく「同性愛を強要されることに対する反感」なのですが、ここを履き違えてしまう正義の味方が多くいるように思います。そもそもプレイヤーキャラクターにセクシュアリティーを設定するのは危険なんですよ。プレイヤーとプレイヤーキャラクターのセクシュアリティーの乖離が巨大なストレス源となることは火を見るよりも明らかですからね。この問題に解決策を持たないデベロッパーは力量が足りていないのだから、セックスなんか描くべきではないんです。力量が十分に足りていたのは、昨年のGOTYを総なめした“Baldur’s Gate 3”(以降「BG3」)というゲームでしょうかね。BG3には性別など有って無いようなものでして、老若男女(+動物)とセックスできます。多様なセクシュアリティーに対応するゲーム的な実装のお手本になるのは、このようなゲームだと思います。……が、そういうものを作るには莫大な手間と金が必要なので、大抵のスタジオは見習えないと思います。せいぜい数秒しかないセックスシーンのために、多くを犠牲にしすぎなんですよ。評論家とかいう肩書きのスカトロマニアから支持を得るためにウンコまみれのゲームを作って、ウンコを嫌がるプレイヤーたちを不快にさせてどうするんでしょうね。

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