2025年8月のゲーミング。


【ドンキーコング バナンザ】

ちょっと慣れたから5点加点する。0点だったからこれで5点だな。面白いとは思うんよ。でも、酔うんよ。どうしようもなく酔うんよ。これまでのゲーム人生で一番酔うゲームなんよこれ。センパア飲んで首と股間にアイスノン当てれば半日くらいやれるんだけど、その後グロッキーになって1日が潰れるんよ。他にやることが全くないってんならともかく、普通の日にはちょっとずつしかやりようがないんよ。

【地球防衛軍6】

定価がバカ高くなってからはスルーしているシリーズなんだけど、PSのゲームカタログに入ったのでプレイした。四半世紀にわたって同じようなゲームを作り続けてきた会社のゲームだから、感想は「いつものやつ」の一言で足りると思う。いつものやつが、いつもぐらいには面白いという、いつもの感じだ。全147面とボリュームが大きいけれども、コピペみたいなステージや、イベントだけ見せられて報酬を得られないステージが非常に多くて、ボリュームの増分がゲームにとってプラスになっているようには思えなかった。タイムリープを扱っている都合上仕方のない部分があるとは言え、ただプレイヤーが画面を眺めるだけの「ゲームになっていないステージ」を増やすというのは、これまでのサンドロットらしくないと思う。武器レベルの成長要素も運試しにしかなっていないから面白くない。使えば使うほど強くなるぐらいの単純さの方がマシだろう。サンドロットみたいなゲームを作る会社はサンドロットしか存在しないのだから、もうちょっと向上心を見せてもらいたい。

LLMのやばみ。


アウトラインプロセッサが手放せない。とにかくなんでも適当にメモをする時にはアウトラインプロセッサに放り込む。シナリオが本職だった時代には、キャラクターリストからシーンリストまで全てアウトラインプロセッサで書いていた。

2025年8月現在、部屋ではScrivener、外出時にはOneNoteを使ってるんだけど、しょうもないことを書く道具としては、これらのアプリはちょっとリッチすぎる。本当にどうでも良いことは、Windowsに標準でついてるメモ帳ぐらい単純なアプリで書きたい。駄文を書き殴るならばメモ帳ぐらいシンプルなアプリを使う方が気分があがる。「リッチテキストではなくプレーンテキストを書いているんだ!」と実感できる。

というわけで、導入したてのClaudeSonnet4に「アウトラインエディタ作って」と言ってみたところ、出てきたのがこれだ。

十分じゃねえか。


タイムリーなことに、今日はGPT-5が発表された。LLMは現在進行形で進化を続けており、そんなに遠くない未来には「こういうの欲しい」と伝えるだけで大抵のアプリが出来上がるようになってしまうと思う。そうなってくると問われるのは仕様を簡潔に伝える能力になるのだろうな。プログラマーの力量が国語力で測られる世界になるのだろうか。

Link: GPT-5で作れるやつ

ニッチなものを作れるか試そうと思って「縦書きエディタを書いて」と言ってみたら、全くお話にならなかったよ。でも、GPT-4.1よりは賢いと思う。

「ロジックおよびその実行順には一切手を加えずに同一の出力を担保しながらコードの最適化を行って」と言ってみたら、素晴らしく良い感じにやってくれた。これは使える。


いろいろ触ってみて分かったんだけど、ClaudeSonnet4は最初から何かを作る場合の初手に関しては間違いを犯さない。ちょうどいい感じの大枠を作ってくれる。特にUI構築で手を抜けるのは良い。ただ、細部はだいぶ間違えるから自分でやる方が手っ取り早くなる。長期記憶能力が足りていないせいか、全体を把握できなくなるらしい。逆に、それ単体で完結するようなモジュールの類には対応できそうだ。

【やってみる】8月も引き続き麻雀だ。


暗カン馬鹿野郎!

アンテナが政治だらけになった。


政治にアンテナを張ったのではなく、アンテナの先に政治がやってきた。政治を語るのは楽しいしネタも尽きないから延々と遊んでいられるってのは分かる。でも、みんながそれをやるような世の中はたぶんつまらない。そういうのはね、本当に何もないときにやるもんなんだよ。実のところ何もしていないのに、あたかも何かに取り組んでいるような気持ちになるためにやるんだよ。どうせ、一ヶ月前に自分が何を考えていたかも覚えてないだろ? もはやそれは「いろんなことに怒っては、片っ端から忘れる」という趣味なんよ。人が政治的な主張をするさまを見てみんなが思うべきことは「他に言うことがないんだな」だよ。それでも、どうしても、どうしても、どうしても、言いたくて仕方がないってんならせめて、目新しい知見の一つでも入れてくれ。どっかで聞いたような正論よりは、多少なり頭のおかしな主張の方が楽しめるから。

2025年7月のゲーミング。


【DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH】

クリアした。前作より10倍は楽しめた。参考までに前作のレビューを引用しておこう。

デスストは思っていた通りのゲームで、思っていた通りに(序盤は)つまらない。カッコの中に「序盤は」と書いたが、そのつまらない序盤が10時間程度ある。これはおそらく「最初に不便さを体験することで、後に出てくる要素の有り難みを強く実感できる」という組み立てで、悪い言い方をすれば「料理を美味しく味わってもらうために、あらかじめウンコを食わせとく」みたいな構成なんだけど、ウンコを貪り続けるには10時間という時間は些か長すぎると思う。1周目は寝るほどつまんないけど2周目から神になると言われてるゲームや、40時間ほど退屈なテキストを読むことでラストの伏線回収を楽しめるとかいうゲームも同じ。ゼロをプラスと見せかけるためにプレイヤーにマイナスを食らわせておくというやり方(僕はこれをスジャータ理論と呼んでいる)はあっても良いと思うけど、その程度は考慮されるべきだろう。結局のところ、僕はウンコを食べきった。だから、今の僕にとってデスストはとても面白い。

《追記》

デススト、急速に飽きてきた。たぶんジップラインで移動している時間が退屈なせい。知り合いが途中で投げ出していたのが分かる気がする。せっかくウンコを食べたのに。

《追記》

デススト、クリア。自分を褒めてあげたい。中盤で「たぶんこうだろな」と思った通りの真相が、途方に暮れるほどのまどろっこしさをもって明かされていく様を、眠気をこらえながら見守った。ところで一部のゲームにはエンドクレジットを退屈させないためのインタラクションが仕込まれていることがあるのは皆さんも知っていると思うが、デスストのそれは実に画期的で、普通にエンドクレジットを眺める方が楽しいのではないかと思えるほどにつまらなさが極まっている。多少知恵のあるクリエイターがつまらないものを真剣に作ろうとしたって、ここまでつまらなくはできないだろうから、これはこれで天才的な仕事と言える。さらにこのゲームはエンドクレジットを二度流すからね。もはや狂気だよ。ここまでイカれたものを作れる人は芸術家として優秀なのだと思う。

これよりも10倍面白いってことだよ。まず、序盤のテンポが上がっているから面白くなるまでに10時間掛からない。クソ長いカットシーンが垂れ流されることもない。全体を通じてテンポを意識した組み立てがなされていて、ゲームとしての質が上がってると思う。「不便や困難を伴う前作の方が面白かった」と言う人も一定数いるらしいんだけど、僕は2の方が好きだね。ストーリーについても、悪くなかった。インプレには「ストーリーは全く好きになれない」と書いたんだけど、楽しみ方が分かったら好きになったよ。このゲームに限らず小島秀夫作品のテキストはおそらく外連味を楽しむ代物であって、クソ真面目に読んではいけなかったのさ。一度その点に気づいてしまうと、テキストの悉くがふざけて書いているようにしか見えなくなるから悪くない。もちろん、良くなかった点もある。最たる不満は「スティッキーキャノン(乗り物に装着すると周囲のアイテムを拾い集めてくれるアーム)」だ。こいつが無差別に拾い集めてくるアイテムの中には「他のプレイヤーからの配送依頼品」というのがあって、一度こいつを拾ってしまうと「配送してあげるor捨てる」の二択で処理をするしかないのだけれども、これがとてつもなく面倒臭い。僕がこのゲームから感じた不快感の大部分はスティッキーキャノンが生みだしていると思う。他プレイヤーからの依頼品については「善意で拾う」というアクションを選択させるべきであって、自動ピックの対象に含めちゃいけないと思うよ。この問題は中盤を過ぎたあたりで手に入る、とある装備品によって解消させることができるんだけど、遅きに失してると思う。あと、モノレール移動も頂けないね。あれを眺める時間をゲーミングとは呼べないと思う。ジップラインも退屈だった。というわけで、評価は79点。それなりに面白いし、延々とやれるんだけど、めっちゃ面白いかと言うとそんなこともないのだ。過小に評価しているつもりもない。歩荷で配達するだけのゲームで80点を取れるのがこのゲームの凄みだと思ってくれりゃいい。

デススト2、面白いですかぁ…
でも1やらないと駄目ですよね?ウンコ食べた上でプレイしないと駄目ですよね?

1をやらないと何がなんだかさっぱり分からないと思うけどお勧めはしない。「ウンコ食ってみて」なんてとても言えないし、仮にウンコを食い切ったとて1は0点で2は79点だもの。お勧めできるわけがないのだ。

「ちょっとは褒めているくせに0点は酷くね?」と思われるかも知れないが、ゲームに対する僕の極端な評価は、ほぼ退屈によって齎されるものだ。僕は退屈を死ぬほど嫌う。退屈を突き放すためにゲームをしているにも関わらず、そのゲームで退屈な思いをさせられた場合は「存在する価値がない」と見做して大きな点数をさっ引く。デスストランディング1においてはラスト数時間で芸術的な退屈さを味わわせてくれたので、寸分の迷いもなく0点を付けることにした。ゲームが退屈って意味わかんないもん。

【カイゼン:ある工場のストーリー】

ぼくたちのZachtronicsが帰ってきたよ! どこかで見たことがあるようなロゴが輝く電機メーカーの一員となって「ものづくりの精神」と「カイゼン」と「年功序列」と「男尊女卑」と「終わりなき残業」を武器に世界へ羽ばたくゲームだよ!

【ドンキーコング バナンザ】

まだ少ししかやれてないんだけど今のところ0点。カメラが酷すぎてゲロ酔いしてしまいゲームにならないから0点(ゲロを吐くための道具としては100点)。任天堂の品質管理がこのカメラを許したってのはちょっと信じられない。コンディションを整えてから再挑戦するつもりでいるけれど現時点では「これに8,000円も出したのか」と後悔している。

《追記》

慣れる可能性に期待して30分程度にプレイ時間を刻みながら進行している。発注している酔い止めが届けばもっとやれるかも知れない。無理してやるものでもないと思うが8,000円分は遊ばねばならない。

Donkey Kong Bananzaの感想よろしくお願いします!

麻雀作り始めちゃったから終わってないけど、酔わなきゃ楽しいと思うよ。

【魔法少女山田】

全然ゲームじゃないけど魔法少女山田を見た。TXQ FICTIONの最高傑作ではないにしても、モキュメンタリーの臭みの無さで評価をするのであれば最も良く出来ていると思う。ただ、自然なら良いというものでもないんだよね。僕が愛してやまない「ノロイ」のように、大仰な演出や演技を活かして面白さを倍加させる作品もあるから。そのような作品を下品と言うのであれば、魔法少女山田はお上品なのだ。程々に洒落ていて、癇に障らない。文脈の程度が行きすぎているせいで頭のおかしな考察がネットに溢れているのもよろしい。どうとでも理解できるものを、どうとでも理解する人たちが、考察系という遊びを作って世界をダメにしているのだけれども、これは抗いようのない流れなのだから、乗っかって遊ぶ方が得なのだと思う。それと、これは全くの余談だけれども(というか最初から余談なんだけど)、作中に出てくる映画監督役の子がアイドルみたいな顔をしていて「こんなにかわいい映画監督がいてたまるか」と憤りながら調べたら、本業も映画監督の方だった。いてたまるかもクソもなかったよ。

【やってみる】僕は麻雀から逃げてきた。


全部うろ覚えでやっていた。
時間の無駄だと思っていたから点数計算を覚えなかった。
実際それは時間の無駄で、今のところ何も困っていないし、たぶんこれからも困らないと思う。
ところが、不意に、今さらながらに「覚えないのではなく、覚えられないのでは?」と気づいた。
こればかりは試さなきゃ分からない。だから、試してみることにした。
というわけで、麻雀を作ってる。

ドイツの世論調査によると約6割の国民が徴兵制の復活を望んでいるそうです。


全体では59%が徴兵制に賛成なんですが、サンプルを18歳から29歳までの若者に絞ると賛否が逆転して61%が反対に回るのだそうです。

老人たちが合法的に若者を奴隷にできるというのが、少子化社会の素晴らしいところでしょうかね。

参院選の感想。


僕からすると今回の選挙は「国民と参政が躍進した選挙」というよりも「自民党が棄てられた選挙」です。自民党は高齢層に助けられていますが、現役には完全に見放されています。自民党がこれまで行ってきた現役冷遇の結実ですかね? 旧統一教会問題や裏金問題の責任まで押し付けられて「選挙に負けたのはおまえのせいだ」と言われている石破さんは少し可哀想ですが、同情はしません。

日本人ファーストを支持する人には、国に大切にされているという実感が無いのだと思います。外国人への保障や給付が批判されるのは、外国人が自分たちよりも手厚いサポートを受けているように“見えてしまう”からだと思います。博士課程の留学生に対する補助金が批判されるのだって、「日本の学生は奨学金という名の借金をして学校に行くのに、外国人は補助金をもらっている」と“思えてしまう”からだと思います。選挙期間中に大手メディアは参政党へのカウンターとして多数のファクトチェックを発信していたのですが、参政党の支持層を説得できているようには思えませんでした。腹を空かせた子供に与えるべきは、理由ではなく食事なんですよ。問題の本質は貧しさであって、外国人がどうとかいった主張はその表徴に過ぎないと思います。

7月21日はオナニーの日でございます。


普通にシコるのでは風情がないので、卒アルでシコろうと思います。

……みたいなことばかり言ってきたせいで、僕は地元に帰れないのですよ。

2025年6月のゲーミング。


なんだかんだで結構ゲームやってるよね、僕。

【Type Help】

ゲームを起動するとコマンド入力欄が表示される。そこにファイル名を入力することで(そのファイルが存在していれば)該当するシナリオが表示される。プレイヤーは手持ちのシナリオを精査して、未入手のファイル名を推理する。……というゲーム。物語が気に入らないから満点は付けられないけれど、ゲームとして非常に楽しめた。時間と場所と人物を推理してシーンを発掘していくというゲーム性はグラフィカルなゲームでも再現できると思う。そのうち誰かが作るんじゃないかな。

【ドラゴンクエストビルダーズ2】

ドラクエ何周年だかで安くなっていたので購入した。以前ゲーパスでプレイしたので、これが2度目のプレイになる。記憶通りに面白いゲームだった。3はまだか。

【A=B】

代入しか存在しないクソ言語のみを用いてアルゴリズムを構築するという、まるで拷問みたいなゲームなんだけど、世の中には拷問を好む人もいる。かつての僕のクラスメイトには、配列とループを用いることなく常軌を逸する量のif文のみでテトリスを実装した奴がいたのだけれど、それぐらいの狂気と情熱があればこのゲームもあっさり解けると思う。

【shapez 2】

Factorioからサバイバル要素を取り除いて工場建設に特化したようなゲーム。永遠に遊べると思うから、不老不死になったらちゃんとやる。

【Switch2】

現時点ではあまりソフトがないから何とも評価できないんだけど、ストアの挙動が軽快になったという一点については非常に素晴らしいと思ってる。おそらく10年以上も昔からニンテンドーのアンケートには「ストアが重すぎる」と書き続けてきたけど、ようやく挙動がまともになった。

【マリオカートワールド】

豊富かつバラエティーに富んだBGM群が素晴らしい。20人以上が参加するグランプリで1位を取る爽快感も格別だ。相変わらず良くできている。しかし、期待を大きく上回るものではない。

【DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH】

やれることが増えるペースが前作よりも早くて今のところは面白い。なおストーリーは全く好きになれない。