2025年2月のゲーミング。


やったゲーム

【Kingdom Come: Deliverance】

ガチの中世を舞台にしたオープンワールドを舞台に、文字も読めない無能から騎士へと成り上がっていく立身出世のゲームだ。2が発売されたので今さらながら1をやっているのだが、物凄く面白い。沢山のバグや荒削りな要素や見過ごせないほど酷い仕様もあるのに、噛めば噛むほど味がしてきて美味しい。とはいえ、誰にでも勧められるような代物でもない。素のままでは投げ出す人もいるだろうから、MODに助けられているゲームだと思う。僕がこのゲームで特に気に入っているのは、NPCたちの行動を生真面目にコントロールしているところだ。クエストの発生地点に該当のNPCがいないというのはザラだし、ショップに店員がいないのもザラだ。そのような場合は時間を飛ばすなどして、どこかをほっつき歩いているNPCがやって来るのを待たなければならない。こうしたシミュレーションは、スキップタイムやファストトラベル時にも厳密に行われている。だから一瞬で時間を飛ばせはしないし、瞬時に他の土地へ行けたりもしない。ファストトラベルをすると全体マップが表示されて、プレイヤーキャラクターが街道を歩いていく様をしばらく眺めることになる。移動中、追い剥ぎなどにエンカウントするとファストトラベルが中断され、選択を迫られる。あるいは、他人のベッドを使って眠っている最中にベッドの持ち主が部屋に戻ってくると、スキップタイム中でも叩き起こされる。このようなメカニックを使っている他のゲームにはベセスダRPGを挙げることができるけど、最近のベセスダは不真面目だから、この手のゲームにはお目にかかれなかった。だから、このゲームに出会うことができて嬉しい。久々に食する懐かしの味だ。

《追記》

長距離の移動を必要とするお使いクエストがてんこ盛りだから投げ出しそうになったんだけど、ベースの面白さに背中を押してもらって、なんとかクリアまでこぎ着けた。プレイ時間の半分ぐらいは馬に乗って走っていたような気がする。嫌になるほど中世を味わえた。続編にも手を出そうかと思いレビューを眺めてみたところ、何十時間ものプレイを台無しにするような酷いバグやら日本語版の表現規制(CERO規制がPC版にも適用されているんだってさ)があるということで「これに8,000円は出せねえな」という結論に至った。ありがとう人柱。

やるであろうゲーム

【MONSTER HUNTER WILDS】

まあ、やるよね。

やらないゲーム

【シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII】

レビューが惨い。自分でプレイして判断したい気持ちもなくはないけれども、新作ゲームが当たり前のように1万円という額を請求してくるようになった今日においてはレビューで切るということをしていかなければお財布がもたない。「ちょっと気になる」という程度ではもはや買ってもらえないということをパブリッシャーどもに思い知らせていきたい。

やりそうなゲーム

【AVOWED】

英語版は既に発売されているのだけれども、日本語版は延期になった。つまりレビューは出揃っている。スコア自体はCiv7と大して違わないのだけれども、こちらは僕がObsidian Entertainmentに期待する水準から外れていないし、ゲームパスに含まれてもいるのでやりそうな気がする。

最終皇帝になりました。


断言しておこう、人間とは避妊ミスの産物である!

あなたが存在している理由は、あなたの両親がファックしたからです。
あなたの両親だけでなく、ご先祖様たちも、みんなファックしました。
誰もがファックによって生まれて、ファックして、死んでいきました。

純粋な愛とは、ファックです。
ヒトが愛を囁くようになる以前から存在しているのがファックです。
恋慕の情からファックを取り除いたところに純粋な愛はありません。
純粋な愛とは、ファックです。

僕はファックが嫌いです。理由は、ファックができないからです。
何万世代と続いてきた営みが、僕によって断たれることになります。
申し訳ないとは思いません。むしろ申し訳ないと思って貰いたいです。
僕へと連なる全てのご先祖達に「ファックしてごめん」と詫びてもらいたい。
そしたら僕は言ってやりますよ。「なぜ君たちはファックをしたのか?」と。

返事など聞くまでもありません。
ただ、ただ、ファックをしたかったんでしょうから。
その「ただ、ただ、したい」の最果てが僕ですよ。
「できない」で全てを終わらせるのが僕です。

僕という存在は全ての世代の終端に座する、いわばターミネーター(「終結させるもの」「絶滅させるもの」または「終端抵抗装置」)なんですよ。
ターミネーターでピンとこないなら、最終皇帝とでも申しましょうか。
残念ながらこの最終皇帝は怠慢王としてくたばることになると思います。
不甲斐ない最終皇帝で面目ございませんね。

PCの新調を検討している。


これぐらいは行きたいが、40万では済まない気がする。

MB: X870E
CPU: 7800X3D
MEM: 64GB(DDR5-5600)
GPU: RTX5070Ti or RTX4070TiSUPER

僕だけが楽しいエントリー Vol.2


Steamの新着ゲームをチェックしていたところ《NEEDY GIRL OVERDOSE タイピング オブ ザ ネット》というタイピングゲームを見つけた。このジャンルの新作は珍しい。タイピングというジャンルにはコアなファンが付いているらしく、四半世紀ほど前に流行ったゾンビ打というゲームに至ってはプレミアが付いていたりもするのだが、その熱量の割には新作が出ない。おそらく、売れないからだろう。というわけで《タイピング オブ ザ ネット》のSteamレビューを読んでみたのだが、意外なことに芳しくなかった。ボリュームの少なさや揺らぎを認めない入力に難があるらしい。タイピングゲームを作るのってそんなに大変なんかね? ……と思ったので、タイピングゲームのプロトタイプ作りに着手した。やってみたら、けっこう泥臭かった。

画面にローマ字を表示して、それと同じ入力をプレイヤーに求める仕組みにするのであれば物凄く簡単なんだけど、日本語への変換までやろうとすると、コードが猛烈に泥臭くなる。たとえばプレイヤーに《てょ》の入力を求める場合は、《TELYO》《TEXYO》《THO》を正解とする必要がある。「《THO》なんて誰が使うんだよ?」とも思うんだけど、使えちゃうんだからしょうがない。そうした情報ををテーブルにまとめていくと、それだけで酷いソースができあがる。動く代物は作れたけれども、一度やってお腹がいっぱいになった。

【追記】

いい加減、ビジュアル方面の技術も身に付けなきゃならんとは思うんだけど、ゲームメカニクスにしか興味がないからモチベーションが高まらん。素材を必要とする諸々の作業って、製品を作る上では不可欠としても、ゲームの仕組みを考える上では無駄なコストでしかないんよな。

【追記】

全然関係ないけどMicrosoft 365 PersonalをMicrosoft 365 Personal Classicに切り替えた。
年額6,000円の差は非常に大きい。

【追記】

これからしばらくはBlenderをやる。アルファベットのMで始まる方のツールは“たとえ金があっても”使わない。……というのもね、Mを出してる会社は最近狂犬みたいになっていて、製品の感想を書いている程度のサイトにもDMCAの申し立てをしてくるんだよ。奴等は日本語が読めないもんだから、ページに何が書いてあるかなんて少しも理解していないんだけど、そのくせ「製品名がある」というだけの理由でサイトを消せと言ってくるもんだから、僕に言わせりゃ狂人みたいなもんだよ。よって、避けられるものであるならば避けるにこしたことはないと思ってる。

【追記】

タイピングゲームがまあまあ遊べる形になってきたので般若心経(481文字)や外郎売(2300文字)を入れたら地獄のようなゲームになった。僕の成績は毎分280文字。我ながら早いと思うので自慢しておく。

2025年1月のゲーミング。


【Ethernal Strands】

様々な要素が盛られており面白そうな雰囲気はあるのだが、フィールドを探索して巨大な敵と戦うゲーム(という宣伝だった)の邪魔になるダイアログ会話や、メリハリなく冗長なカットシーンや、フィールドに出てから数分もしないうちに満タンになるインベントリを見て、「開始から数十分でこれほどのストレスを与えてくれるゲームを続ける義理はない」と判断したのでやめた。10種類アイテムを拾うたび拠点に戻らなきゃならんゲームなんかやってらんない。

【ENDER MAGNOLIA】

僕がどうこう言うまでもなく出来が良くて面白いに決まってるメトロイドヴァニア。

《追記》

ラスボスまでやった(倒してない)。

《追記》

クリアした。大抵のボスはパリィするだけで勝てた。

良かったところ:
メトロイドヴァニア欲が満たされた。そして、雰囲気がよろしい。

良くなかったところ:
良くも悪くもメトロイドヴァニアなテンプレ進行と、リピート技の最中に他の技を入れるとキーリピートが止まるところ。

メトロイドヴァニアというジャンルのゲームはどんなタイトルでも進行が似る。
これを打ち破るような発明は今のところなされていないので、様式美だと思って受け入れるしかない。

「嫌い」が増えた。……というか、ほぼ嫌い。


僕は昔から、……それこそ十代の頃から、踊らされる奴が嫌いだった。文化祭で学校の人気者たちが誰かのコピーを演っているさまを見てワーキャー言うような連中なんてゴミの中のゴミだと思っていたし、なんなら演る方のメンタリティーもカスみたいなもんだと思ってた。コピーでイキるだけでもダサいというのに、そんなものに踊らされるなんてのは人として終わってる。……と思いながらも、僕は踊った。「やってみると存外楽しいのかも知れない」と思ったからだ。始めてみてすぐに「うーん、違うな」と思った。何をどうすれば楽しく感じられるのかがまるで分からない。ただただ、バカみたいだなと思った。そう、「バカみたいだ」の一言に尽きる。踊るのをやめて振りかえってみると、スクールカースト4軍の仲間たちが「おまえマジか」みたいな目で僕を見ていた。気持ちは分かる……が、理解して欲しい。僕は「一度やってみるタイプの人」なのだ。「踊る奴はゴミ」という結論は変わらないにしても、僕には実体験の裏付けがある。だから、食わず嫌いとは言わせない。ちゃんと、一度口にしてから吐き出している。

踊らされる奴と一言で言っても、文化祭のステージで踊る奴から、著名人に心酔する奴から、ゴシップに踊らされる奴まで様々だけど、いずれにおいてもそいつらは自分の足で立ってない。自分の指揮を他人に委ねてる。そこに良し悪しなどないのだろうけど、僕はその手の連中が嫌いだ。だから、その手の連中で溢れてるSNSも好きじゃない。ああいうものを見ていると、目と脳が汚されるように感じる。僕らが本質的に孤独だってことは変えがたい事実ではあるけれど、つまらんことで群れるのではなく気高くあって欲しいもんだね。立って、考えて、歩いて欲しい。犀の角だとか僕のおちんちんのようにね。もちろん、これは僕個人の好悪を書いているだけであって、正義の話などではまるでない。ただ、路肩のゴミが目に付きすぎるという愚痴を書いてるだけなんだよな。誰に宛てるでもなく、この僕が、ちょっとだけスッキリするために。

冬ドラマ。


今のところホットスポットの一強。バカリズムのドラマチームは強すぎる。
ああも自然な芝居を見せられたらもう、他の冬ドラマが茶番にしか見えんよ。
今やバカリズムは会話劇の天才としての確固たる地歩を固めつつあるね。

※季節感がグダグダで冬ドラマと書くべきところを春ドラマとか書いちゃってたので修正しました。

《恵まれてる奴がより恵まれる話》だとか《幸せな奴がより幸せになる話》というのは作る奴も好む奴もカスだと思う。


タイトルに言いたいこと全部書いちゃった。

幸せになりてえなあ、もう、まったく。


無理だと分かっちまってるのが切ないね。かくなるうえは、自分を慰めるために生きていくしかないわけさ。生涯を自慰に捧げるなんて、最高にイケてる人生だよな。

このところは死んだふりをすることが多い。布団の上に倒れて死んだつもりになるんだ。肉体が温度を失っていって室温と同じになる想像をする。飼っていた猫がそうだった。息を止めて、硬くなって、冷たくなった。いつか僕も、同じようになるのだろうな。

不可知論者だけど、死後には期待している。猫に会えるのは悪くない。ただし、そのお楽しみは先々のものだ。当面はくたばれそうにないから、歯を食いしばって生きていかなきゃならない。生きたとて意味などないってのにな。

意味がないって、怖いよな。頭では開き直っているのだけれども、「何をしても、しなくても、変わらない」という事実にはゾッとさせられるものがあるんだよ。無意味な世界を平気な顔して泳いでる奴等は凄いと思う。おそらくだけどアイツ等は、意味を信仰できているのだろうな。僕にも信じられるものがあると良いのだけれども、残念ながら見あたらないから、せいぜい「この世から苦しみがなくなりますように」といった程度の望みだけを抱くことにしているよ。意味があろうがなかろうが、苦しみは少ないに越したことないもんな。平和の希求に着地するのであれば虚無主義も悪くなかろうよ。いつか僕らは皆死んじゃうんだから、死ぬ者同士、仲良くやろうぜ。

Microsoft税も上がる。


賃上げ率を大きく上回る値上げラッシュの最中にいても「給料が増えたよインフレありがとう」とか言っちゃってるわけ? 豚共は。

Link: 個人向け「Microsoft 365」にCopilot統合で30~40%値上げ