やったゲーム
【Kingdom Come: Deliverance】
ガチの中世を舞台にしたオープンワールドを舞台に、文字も読めない無能から騎士へと成り上がっていく立身出世のゲームだ。2が発売されたので今さらながら1をやっているのだが、物凄く面白い。沢山のバグや荒削りな要素や見過ごせないほど酷い仕様もあるのに、噛めば噛むほど味がしてきて美味しい。とはいえ、誰にでも勧められるような代物でもない。素のままでは投げ出す人もいるだろうから、MODに助けられているゲームだと思う。僕がこのゲームで特に気に入っているのは、NPCたちの行動を生真面目にコントロールしているところだ。クエストの発生地点に該当のNPCがいないというのはザラだし、ショップに店員がいないのもザラだ。そのような場合は時間を飛ばすなどして、どこかをほっつき歩いているNPCがやって来るのを待たなければならない。こうしたシミュレーションは、スキップタイムやファストトラベル時にも厳密に行われている。だから一瞬で時間を飛ばせはしないし、瞬時に他の土地へ行けたりもしない。ファストトラベルをすると全体マップが表示されて、プレイヤーキャラクターが街道を歩いていく様をしばらく眺めることになる。移動中、追い剥ぎなどにエンカウントするとファストトラベルが中断され、選択を迫られる。あるいは、他人のベッドを使って眠っている最中にベッドの持ち主が部屋に戻ってくると、スキップタイム中でも叩き起こされる。このようなメカニックを使っている他のゲームにはベセスダRPGを挙げることができるけど、最近のベセスダは不真面目だから、この手のゲームにはお目にかかれなかった。だから、このゲームに出会うことができて嬉しい。久々に食する懐かしの味だ。
《追記》
長距離の移動を必要とするお使いクエストがてんこ盛りだから投げ出しそうになったんだけど、ベースの面白さに背中を押してもらって、なんとかクリアまでこぎ着けた。プレイ時間の半分ぐらいは馬に乗って走っていたような気がする。嫌になるほど中世を味わえた。続編にも手を出そうかと思いレビューを眺めてみたところ、何十時間ものプレイを台無しにするような酷いバグやら日本語版の表現規制(CERO規制がPC版にも適用されているんだってさ)があるということで「これに8,000円は出せねえな」という結論に至った。ありがとう人柱。
やるであろうゲーム
【MONSTER HUNTER WILDS】
まあ、やるよね。
やらないゲーム
【シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII】
レビューが惨い。自分でプレイして判断したい気持ちもなくはないけれども、新作ゲームが当たり前のように1万円という額を請求してくるようになった今日においてはレビューで切るということをしていかなければお財布がもたない。「ちょっと気になる」という程度ではもはや買ってもらえないということをパブリッシャーどもに思い知らせていきたい。
やりそうなゲーム
【AVOWED】
英語版は既に発売されているのだけれども、日本語版は延期になった。つまりレビューは出揃っている。スコア自体はCiv7と大して違わないのだけれども、こちらは僕がObsidian Entertainmentに期待する水準から外れていないし、ゲームパスに含まれてもいるのでやりそうな気がする。