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やったゲーム(2022年1月)


【FFXIV】

ストーリーを追うためにプレイしたんですが、討滅とレイド以外はつまんないです。バトルコンテンツ以外に至っては、脳が付いている人間が作った代物だと思うこともできません。脳が付いていない人たちが、脳が付いていない人向けに作っているのだと思います。ギャザラーをやってみた後に出てくる感想なんてこんなもんですよ。ボールペン工場の方が面白いです。

と、ここで筆を擱くと酷いゲームだと思われそうなのでフォローを足しますが、FFXIVの物語は素晴らしいのですよ。先月公開された最終章は、どえらいテーマに挑戦しているので、皆さんにも見て貰いたいと思うのですよ。でも、最初の数十時間が死ぬほどつまらんせいで、人様にお勧めできんのですよ。それはもう心が死ぬんじゃないかというくらいつまんないので、生半可な気持ちで手を出すと面白くなる前に投げ出すハメになってしまうと思うのですよ。

【ENDER LILIES】

メトロイドヴァニアと呼ばれるハズレが少ないジャンルのゲーム。なぜハズレが少ないのかを考えてみたことはないのだが、おそらく面白いゲームを作る才能を持たない人はメトロイドヴァニアを作ろうとしないのだと思う。というわけで、このゲームも例に洩れず面白い。傑作と呼んで差し支えないと思う。ただ、画面が暗くて「足場のようなもの」が足場なのか足場じゃないのか分からんような画作りにはウンザリした。完璧ではない。

【BRAVELY DEFAULT II】

ファイナルファンタジー懐古勢が抱えるアビリティシステムへの憧憬を満たすためにあるようなゲームなので昔のFF感が満載です。このゲームを買う類の人の期待が裏切られることは無いという点においては良いゲームですが、目新しさを求める人にとっては物足りないと思います。僕もまた一人の懐古勢ですから「こういうのでいいんだよ」と思いました。期待通りという意味では100点ですが、行って来いを3回やらせるクエストがあったので50点引きます(全く同じ理由でニーアオートマタやFFXIVも減点しています。きっとスクエニにはゴミクズのようなプランナーがいるのだね)。あと、ラストあたりにUndertaleのオマージュみたいな演出が入るんですが、全く上手くいってないし、もっと良いやり方があると思いました。

【DEATHLOOP】

僕が好きな「Dishonored」を作った「Arkane Studios」によるループ物のシューターです。繰り返す時間の中で因果に干渉して結果を変えていくという、どこかで見たようでいて実はそんなに作られていない類のゲームとなっております。似たような構造のゲームを挙げるとするなら「ムジュラの仮面」や「Outer Wilds」あたりになるんでしょうかね。つまり僕の好物なわけでして、少し作りは粗いのですが大いに楽しませてもらいました。シューターなのにループ物というだけでも新鮮味あるしね。

【おたより】自分と仲良くやれる自信ありますか?


ぼくの見えてる「◯」は君には「■」に見えて、それを見たぼくの「白丸」って言葉は君には「黒四角」って聞こえてる。それに返事をする君は「かっこいいねこの黒四角」っていってるけどぼくには「かわいいねこの白丸」って聞こえて2人ともニッコリ微笑むんだ。手触りもぼくには「◯」で君には「■」。

って疎外感を子供のころからずっと持っていて絶妙なすれ違いと勘違いでこの世は回っているんだろうなぁと。
人に話しても納得してくれる人は少ないんだけど。

たとえば僕が二人に分裂するとします。そんでもって、二人の僕には同じものが見え、同じ音が聞こえ、同じ記憶や思考が備わっているとしますわな。分裂した瞬間にはお互いのことを完全に理解しているのは当然ですが、一年後はどうなっていると思います? おそらく僕はもう一人の僕と絶交してると思います。分裂した後で一方の僕が女の子になるというパターンも考えてみたのですが、そのケースでは女の僕が男の僕を嫌っていました。自分が分裂するというトンでもない仮定を置いてもこんな有様です。

おめことよろしく。


皆様が迫り来る新たな試練を苦しみなく越えられますように。

大晦日だよ!


今年の総括はしないよ。
来年の抱負もないよ。
仮にあったとしても表明しないよ。
あとはくたばるだけの人生だからね。
来年の日本は今年とは比べものにならんくらい酷くなっちゃうと思うよ。
愚かな人がその愚かさに見合った仕打ちを受けるのは道理だからしょうがないね。

ああ、人間になりてえな。
人並みの幸福ってやつを享受してえな。
でもそれは高望みなんだよな。
なんたって、もう手遅れだもんな。
何を間違ったか分かんないけど、きっと何もかも間違っていたんだろうな。
どこかで踏み外したわけではなくって、はなっから底にいたんだろうな。

【おたより】年末。


ハッピーホームパラダイスは追加なさいましたでしょうか?
住民の別荘を作ることができるようになったおかげで
たとえ住民が島を出て行ったとしてもいつでもまた会えるようになりましたし、
住民以外のどうぶつとも会うことができて夢のようなアップデートですよね!

そんなことになっとるんですね。
最近はサボっておるため知りませなんだ。
FFXIVをやっておりましてよ。

本能が求めるものを理性でもって切り捨てるのは難しい。


本能は暴れる。理性を押し退けてくる。

理性でもって本能的な欲求を御するには、常人離れした精神力を持つか、本能の衰えを待つかしなければならない。

だから、若者に「我慢しろ」と言っても通じないんだよね。アドバイスとして無意味なんだよ。

そよ風に亀頭を撫でられるだけで射精するような中学生に禁欲を説くようなもんでさ。

僕にしたって「現実の女を諦めろ」という主張に触れて頭では理解しても自分の中に落とし込める気はしなかった。

まるで「出家しろ」と言われてるように感じた。そんなの、凡夫の僕には無理だった。おそらく大抵の人は僕と同じだと思う。

その手のアドバイスは非常に多くて、どこにでも書いてあるし、視聴もできる。さらに、僕自身も言ってしまうことがある。

孤独に苦しんでいる人に向かって「孤独も慣れると良いものだよ」とか言ってしまったりするんだよ。

孤独を苦しく思っている人にとって、孤独が良いものであるわけがないのにね。

「いつか慣れる」という言葉の裏には「慣れるまで耐えなさい」というメッセージがある。

「生きていればきっと良いことがある」と嘯くのと変わらない軽薄さがある。

そのアドバイスが窮状に変化をもたらすことはない。ただ耐えろと言っているだけなのだから。

せめて孤独の良さでも教えてあげられると良いのだけれども、少なくとも僕からはマトモな助言など出ないと思う。

僕は良く「一人だと思うようにシコれる」と言うけど、これは冗談ではなく本気なんだよね。僕の程度なんて、そんなもんだから。

社会を憂うのはネタが尽きないからやりやすいんだけど、控え目に言っても手抜きだよな。


なんも書かないよりはマシかなと思って。

イジメ加害者を刺して良い条件。


特定の条件下においてイジメ被害者が加害者を刺すのは認めて良いと思うんですよ。

① 成人が同様の行為を行った場合に刑事罰の対象となる手段を用いた加害行為がある
② 大人が対応しない(何もしない、もしくは法の外でイジメの処理を行っている)
③ 生命に危難を感じている
④ 抵抗に失敗することでイジメがより苛烈になることが想定される(一撃で処理する必要に迫られている)

この四つが揃ったなら、刺して良いと僕は思います。

(条件が揃っていない状況で刺す奴のことは擁護できない)

法が救わないとなったなら、そこには自力救済しかありません。

生命に危難を感じる者が取る行動は緊急避難と見做すこともできます。

そのような状況下でイジメ被害者が加害者を刺したとしても、責めを負うべきは子供ではなく法から子供を遠ざけた大人です。

多くの大人はイジメを「子供同士の問題」として処理したがるようですが、そのスタンスが②の状況を作り出してしまうため、彼等は「イジメ」と「イジメ加害者殺し」の両方に加担していると言えるんですよ。

「普通」ってのは厄介な言葉だね。


例えば中央値をもって「普通」とした場合、人類の半分は「普通」を下回る。

辞書的な意味での「普通」を満たすには、それがありふれた要素である必要があるのだけれど、大半を足切りするような要件をもって「普通」と抜かす奴が多すぎる。

いいか? ありふれているっていうのはだな、「臀部の狭間には肛門があって、そこからクソが出る」ぐらいのことを言うんだぞ?

「それって普通じゃん」と思うだろ? そうだよ、それこそが「普通」なんだよ。

10割とは言わんけど、せめて8割程度には当て嵌まるものを「普通」と呼ぼうぜ。

暴力との向き合い方が分からない。


僕は元いじめられっ子だ。

成人してからも「いじめられ体質が抜けていない」と言われる。

元いじめられっ子のセンサーは敏感だから、迫ってくる奴を見た時に、そいつが本当にやる奴かどうかは分かる。

しかし、それが分かったからと言って、取れる対策などそんなにはない。

かつて、とある談合の場で、「鼻を折る」と宣言しながら僕に迫ってきた奴がいた。

その時に僕が周囲へ向けて吐いた言葉は「僕は確実に負けるからそいつを止めろ」だった。

誰かが「手を出したらお前は終わりだよ」と告げて、その場は丸く収まったのだが、僕一人で解決できたとは言えない。

僕は暴力というものを「痛めつける暴力」と「壊す暴力」と「殺す暴力」の三つに分類している。

イジメでは「痛めつける暴力」を受けた。「痛めつける暴力」では、死なないし、分かりやすく傷付くこともない。

先ほどの例で僕に迫ってきたのは「壊す暴力」だ。明らかな傷が残るため、行う側には覚悟もしくは激情もしくは精神的な欠陥が要る。

同じリスクを犯すのであれば「殺す暴力」の方がまだ(隠せるものがあるぶん)逃れやすいが、露見した場合の処罰は重い。

相手がどのモードで来るかは対峙すれば分かる。

「殺す暴力」に迫られたことはないが、「壊す暴力」を振るう奴の挙動に「死んでもいい」という開き直りを見たことはある。

「殺す暴力」が放つ気配とは、おそらく、そいつが純化したものなのだろう。

まあ、モードが分かったってどうしようもないんだけどさ。

人は暴力に弱い。そして、多くの人は本当の暴力を知らない。

どんなに警察が優秀だとしても、攫われてどこかの山中に裸で転がされている時に縋れる警察などいない。

自分を攫ったハイエースの中にシャベルを目撃したならば、「後で訴えてやるからな!」といった啖呵を切る気も無くなるだろう。

そんなとき、どうする? 命乞いする? 「何でもするから助けてくれ」と。

大抵の人はそうするんだよね。

正義感やプライドをかなぐり捨てて、何にでも従ってしまうんだ。

僕は少数の暴力に屈する多勢というのを学校で見てきた。

暴力に晒され続けた人が、拒否することさえも諦めて、愛想笑いを浮かべながら、殴られたり犯されたりする様を見てきた。

暴力を知らない人からすればフィクション同様の出来事に思われるかも知れないが、他人事だと思わない方がいい。

遭うも遭わないも運でしかないのだから。

圧倒的な暴力に迫られた時は、どう振る舞うのが正解なのか? 各々に考えてみて欲しい。そして、良い答えが見つかったら教えて欲しい。

僕が答えを持っていないから丸投げで終わる。