2025年6月のゲーミング。


なんだかんだで結構ゲームやってるよね、僕。

【Type Help】

ゲームを起動するとコマンド入力欄が表示される。そこにファイル名を入力することで(そのファイルが存在していれば)該当するシナリオが表示される。プレイヤーは手持ちのシナリオを精査して、未入手のファイル名を推理する。……というゲーム。物語が気に入らないから満点は付けられないけれど、ゲームとして非常に楽しめた。時間と場所と人物を推理してシーンを発掘していくというゲーム性はグラフィカルなゲームでも再現できると思う。そのうち誰かが作るんじゃないかな。

【ドラゴンクエストビルダーズ2】

ドラクエ何周年だかで安くなっていたので購入した。以前ゲーパスでプレイしたので、これが2度目のプレイになる。記憶通りに面白いゲームだった。3はまだか。

【A=B】

代入しか存在しないクソ言語のみを用いてアルゴリズムを構築するという、まるで拷問みたいなゲームなんだけど、世の中には拷問を好む人もいる。かつての僕のクラスメイトには、配列とループを用いることなく常軌を逸する量のif文のみでテトリスを実装した奴がいたのだけれど、それぐらいの狂気と情熱があればこのゲームもあっさり解けると思う。

【shapez 2】

Factorioからサバイバル要素を取り除いて工場建設に特化したようなゲーム。永遠に遊べると思うから、不老不死になったらちゃんとやる。

【Switch2】

現時点ではあまりソフトがないから何とも評価できないんだけど、ストアの挙動が軽快になったという一点については非常に素晴らしいと思ってる。おそらく10年以上も昔からニンテンドーのアンケートには「ストアが重すぎる」と書き続けてきたけど、ようやく挙動がまともになった。

【マリオカートワールド】

豊富かつバラエティーに富んだBGM群が素晴らしい。20人以上が参加するグランプリで1位を取る爽快感も格別だ。相変わらず良くできている。しかし、期待を大きく上回るものではない。

【DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH】

やれることが増えるペースが前作よりも早くて今のところは面白い。なおストーリーは全く好きになれない。

飽きたのでタイトルを変えました。


「2000年代の初頭にのみ活動が確認されている作家のサイトを未だに閲覧しているような人物がマトモであるはずがないじゃないか」

自分の場合は否定しようがないのですね。

この場にマトモな人などおらんのですよ。さらに補足をすると、ここで言うマトモじゃなさは凡庸たるマトモじゃなさであり、尖りもせず、選ばれてもおらず、誇れもせず、褒められたものでもないわけですよ。「愛するものに悉く蹴られ、なりたかった存在になれなかった結果、気づいたらこうなっていた」という類の、誰からも憧れられることのない存在としてここにいるわけですよ。宮澤某という童貞が「褒められもせず、苦にもされず、そういうものに私はなりたい」と志した境地に不本意ながらも至っちまった者の末路がこれですよ。大きな道を歩いていたつもりがいつのまにか獣道に迷い込み、決死の思いで藪を抜けると僕の前には道がなく、僕の後ろには恥だけがある。恥の上塗りによって道なき道を舗装しながら歩むのが、我々の生き方なんですよ。

「『我々』とはなんだ? お前と一緒にすんな」って? 知らねーよ馬鹿。ここはXでも5ちゃんでもねえ場末の個人ブログであり言うなれば「ひとんち」だ。郷に従えねえならさっさと出てけ。

このあいだ電車に乗ったらさ、対面のロングシートが女子高生に占拠されてた。女子高生たちは一人の例外もなくiPhoneで何かを見てた。全員のカメラがこっちを向いているさまに居心地の悪さを感じたけれども、まあ気にしたってしょうがねえやとKindleを開いて小説を読むことにした。しばらくすると対面の方からハッキリとシャッター音が聞こえた。驚いて音がした方を見ると、全員のカメラが相変わらずこっちを向いてる。いやあ、緊張が走ったね。良からぬことをされたとは思うんだけど、どうすりゃいいのか分からない。「今、撮影したのはどいつだ?」と詰問したって、ろくでもない結果になるのは目に見えているから、その場では「幻聴に違いない」と自分に言い聞かせて何も無かったことにしたんだ。間違いなく撮られたと思うんだけど、今となっては、やれることなんかないから、ポジティブに考えてみることにした。「取るに足らない存在であるところの僕ごときにも、JKに撮られる価値はあるらしい」ってな。これを喜ぶのであれば、僕が採るべきリアクションは「撮ってくれてありがとうございます。晒し者にしてくれてありがとうございます」となるだろう。そういうものに私はなりたい。

テキストアドベンチャーも捨てたもんじゃないね。


このゲームめっちゃおもろいよ。

Link: https://william-rous.itch.io/type-help

Switch2の抽選に当たったよ。


ありがとうマイニン。

今は「5万でも欲しい」という大人がSwitch2に群がっているけれど、その状況は長く続かないと思う。高すぎるから失速するはずだ。僕の予想では18ヶ月で。

当選おめでとうございます!

ありがとうありがとう。

世間様の様子を見ていると18ヶ月で失速どころか半年も掛かりそうにないなこれ。

2025年5月のゲーミング。


【Clair Obscur: Expedition 33】

継続中。格上の敵にパリィを決め続ける練習などをしているせいで時間が掛かる。相変わらず戦闘が面白い。ただ、他の要素はあまり良くない。マップは微妙だしミニゲームの出来も良くない。ムービーパートでテキストを送れないのも減点材料だ。僕は「ゲームをしている最中に退屈な思いをするのは許せない」というド短気人間なので、ボイス待ちを要求された時点で20点は引く。とは言え、ゼノクロみたいにゲームそっちのけでムービーを垂れ流してこないからまだ耐えられる。CVは(無いよりは)あった方が良いと多くの人が思っているらしいのだが、僕の考えはちょっと違う。進行に差し支えるなら無い方がいい。

《クリアした》

右肩上がりで面白くなっていく。コマンド式のRPGなんだけどパリィや回避の重要度が極めて高くてプレイフィールはソウルライクに近い。手に負えないほど大量にあるパークを組み合わせるビルド要素も色んな戦略が試せて楽しい。上述の通りテキスト送りが出来ないことには不満があったのだけれども、物語に没入するにつれ気にならなくなっていった。僕が嫌うのはあくまでも「つまらないテキストを送れないこと」なので、つまらなくなければ問題ないのだ。ストーリーは完璧だと思う。ネタバレを避けるために今は詳しく書かないけれども、そのうち書くからさっさとプレイしようね。難易度については中盤あたりまではヌルいような気がしていたのだけれども、クリア後にもなるとゲロを吐きそうになるくらいの強敵が出てくるのでやり応えがある。また、上の方では「マップ(というかレベル)が微妙」とも書いたんだけど、これについても中盤あたりからだいぶ良くなる。序盤のダンジョンは探索のしようがないくらい単純なデザインばかりで気に障ったんだけど、中盤あたりからは探索のし甲斐が出てくる。諸々が良くなっていくので右肩上がりに楽しい。結果、大満足である。現時点ではこれが今年のGOTYの最有力候補だと思う。95点は付けられる。

《追記》

あまり不満を書いていないが、だからと言って不満点がないわけではない。ただ、ネタバレを避けている。

【ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女】

梱包材のプチプチ潰しの同類だと思う。単調なミニゲームを延々と繰り返して莫大な数のお使いをこなしていくのが好きな人にはハマる。だらだらやってられるけどプレイ時間に比例してプレイヤーの頭は悪くなっていくと思う。子供が好きそうなゲームではある。

神様に嫌われている。


エントリに斯様なタイトルを付けるのは不可知論者としてどうかと思うが、Switch2の抽選に全敗している。

2025年4月のゲーミング。


【XenobladeX Definitive Edition】

景色は綺麗だし設定も悪くない。だがクエストとテキストが死ぬほどつまらん。つまらんくせに会話の多くがムービーになっていて自分で読み進めることもできないから、つまらんテキストの朗読が終わるのを待つだけの虚無みたいな時間がだいぶある。これを作った連中には、たとえムービーパートであってもボタンを押して読み進めることができるBG3のようなゲームを見習ってもらいたい。……みたいなことは、リマスター前のバージョンをプレイした時にも思ったはずなんだけど、すっかり忘れてしまっていたよ。でもいいのさ、チケットで買えたから。これが1万円なら10倍は文句を書いてる。

■やっぱり文句を書くことにする

クリアした。辛かった。本当に辛かった。つまんなすぎて。つまんなさの度が過ぎていて。今年……いや、ここ数年内にやったゲームで最もしんどかった。JRPGの悪い部分の煮こごりを食わせられているようだった。リマスターで追加された最終章に至ってはプレイ時間の大部分をムービーの視聴が占めていた。何もかもがダラダラしていてメリハリがない。テキスト送りもできないからつまらない台詞のボイスが終わるのを待ち続けなければならない。せめてテキストを送れさえすればテキストのつまらなさを受け流せたかも知れないけれども、この仕様ではテキストの咀嚼を強要される。これが最高にキツかった。テキストを送れないという点においてこのゲームは古のADVにも劣ると言える。それと、最終章で真の主人公が登場してから僕のプレイヤーキャラクターが脇役化したのもしんどかったな。時折「主人公は君だってことを俺たちは忘れてないよ。ドンマイ」みたいなフォローを入れてもらえたけれども、それぐらいじゃ誤魔化しようがないと思うよ。同じく、最終章で登場したキャラに、とある冗談をくどいほどリピートさせる演出にも辟易したな。2度目あたりで「ああ、これはクライマックスか別れで言わせるための仕込みだな」と気づいた。そして、実際そうなった。そういう仕込みは全編にわたり満遍なくフリを置くから成立するのであって、最終章で唐突に仕掛けたって上手くいくわけがないんだよ。バカなのかな? それとね、全体を通じて説明が過ぎる。何が不安なのか説明の説明までする。プレイヤーをまるで信用してない。さらにね、クエストがつまらない。くじ引きぐらいつまらない。近年BG3やらKCDといった“クエストが良くできているゲーム”をプレイしてすっかり目の肥えてしまった僕には、とてもじゃないけど耐えられなかったよ。点数を付けるとするならば景色90点のゲーム-90点で都合0点ってところだな。

ちなみにこの文句、最終章のボイス待ちの時間を使って書いてるからね。

【Clair Obscur: Expedition 33】

「フランスが作ったJRPG」として話題になっている例のゲームだ。のっけからムービーを見せられて放り投げそうになったけど、ゲームをさせてもらえないのは最初だけだったので継続中。今のところ戦闘がめちゃくちゃ面白い。まるでローグライクカードゲームのキャラ特性のように、キャラごとに全く異なるコンボが用意されていて、戦闘を組み立てるのが楽しい。どんな攻撃もパリィで弾けるから、無理をして強敵を倒すこともできて楽しい。ゲームシステムとして過小な評価を受けているターン制コマンドバトルの可能性を掘り下げることをコンセプトとしているらしいが、今のところ成功しているように思える。大成功と言って良いかも知れない。しかしマップは微妙だと思う。

かなしみ。


Switch2抽選販売への応募数が想定を大幅に上回る220万件に達したため、相当数の落選が見込まれるそうです。

Link: https://x.com/Nintendo/status/1914982671522083155

任天堂が持つ在庫を仮に10~20万台とするならば、9割以上が落選することになります。

……というわけで、こうなりました!

今月は忙し過ぎて幸せが足りない。


万博どころじゃないんだよ。

熟女モノで抜けるようになってきた。


人としての成長を感じる。