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【おたより】それほどでもない。


蒼色輪廻はほんとに素晴らしいゲーム
ありがとう。

ありがたいですが、たいしたゲームじゃないですよ。

何度も遊べるほどの深みもなく、ゲームとしてのメカニクスよりも僕の悪ふざけの方が目立っているため結果的にゲームが敗北しているように思います。

悪ふざけには自信がありますが、それ以上に良いゲームを作れる人になりたいものです。

おたよりの人とは別人ですが、個人的に言うと、ゲーム性など正直どうでもいいです。
蓮海さんの文章がそれほど優れていますよ。

言い過ぎですね。僕の文章力には致命的な弱点があります。

お気づきの方もいるかと思いますが、僕には「泣ける話」と「抜ける話」を書く能力がありません。

「おまえ、それでよくエロゲのシナリオを書く気になったな」と自分に言ってやりたいくらいです。

僕がゲームにこだわる理由は、ゲーム屋としての矜持とかいうかっこいい理由ではなくて、単に、ゲームでないものをやると飽きるからです。

正しく言うと、ゲームでも飽きます。

自分が遊びたいゲームを作っているはずなのに、僕だけがネタバレを知り尽くしているわけですから、わりと最悪な気分にもなります。

たとえるならオートフェラみたいなもんですよ。

男ならば誰もが一度は自分のちんこを自分でしゃぶるプレイに憧れるものですが、僕がそれを実現した時に得られたものは絶望でした。

あれって、「しゃぶられてる感」よりも「しゃぶってる感」の方が強いんですよ。

より多くの人に理解してもらえるように、少しだけ書き方を変えます。

オートフェラをしている時の僕は、「しゃぶられてる男」ではなく「しゃぶってる男」だったわけですよ。

ゲームを作るってのは、そんな感じです。

「あるぇー? なんか思ってたのと違う なんだこれ、ぜんぜん気持ちよくねーじゃん」となります。

本当は他人様にやってもらいたいけど、誰にもやってもらえないから、セルフでやらざるを得ないもの……それが、僕にとってはゲームだったりオートフェラだったりするのです。

というわけで誰か1,000回遊べるアドベンチャーゲームを作っておくれよ。

おたよりの人とは更に別人ですが、ゲーム性とシナリオが見事に融和している稀有な作品だと思ってます。
素晴らしい作品を美遊さん共々、ありがとうございます。

特に工夫をしているわけでもなく、システムを先に考えてから作ると自ずとそうなるものなんですよ。

私はLoop Heroに結構ハマってるのですが、プレイ時間は結構掛かるものの、リプレイ性はそこまで高くない感じがしますね。コンテンツのアップデートも予定してるみたいですが…
でもフレーバーテキストが結構かっこいいので、読み物としても楽しんでます。

基本的には面白いと思うんですが、拠点育成の重要性と、それに伴う作業感が重たいんですよね。

マップチップの配置にもパズルとしての深みがないので、早々に作業と化してしまいます。

最も楽しいのは装備の選択でしょうかね。

このゲームが常に突きつけてくる「装備のレベルを上げるか、それとも、築き上げてきたビルドの方向性を死守するか」という選択は面白いと思います。

僕には「泣ける話」と「抜ける話」を書く能力がありません。

そんなこと言っても、エロシーンが少し短いけど僕は蒼色輪廻で抜けたことがありますよ。

優秀ですね。その感受性を大切にしてください。

知り合いからは「おまえのゲームで勃起すると敗北感がすごい」と言われております。

やったゲーム(2021年3月)


【Loop Hero】

タワーディフェンスの亜種。
主人公が歩くコースに敵を配置して死なない程度にいたぶるゲーム。
オートランナーというジャンルだそうだ。
面白そうだと思ってプレイしたし、実際それなりに面白いんだけど、永続強化を前提とするデザインには少しガッカリしたよ。
飽きずに繰り返しプレイできるほどの多様性があるとは今のところ思えない。

【Fell Seal: Arbiter’s Mark】

ついに日本語化されたよ。
FFタクティクスやタクティクスオウガを好む人は後悔しないと思う。

ときめかん。


それなりに面白そうなゲームだとか、つまらなくなさそうなゲームならあるんだけど、どんな代償を払ってでもプレイしたくなるようなゲームがない。

どこかで見たようなゲームばかりだ。

発売前の情報を見て「たぶんこんな感じだろうな」と思った通りの内容だとガッカリしてしまう。

センスオブワンダーに飢えている。

やったゲーム(2021年2月)


実は「仁王2」やら「ドラゴンエイジ:インクイジション」もプレイしたんだけど、再プレイだからあえて書くようなこともなく。強いて言うなら「ドラゴンエイジは面白かった気がしたんだけど今やるとつまんない」ってことくらい。

【Valheim】

流行りのゲームです。プロシージャルに生成された広大な自然を探索してモンスターを倒したり資源を集めたり家を建てたりするようなゲームはマインクラフト以降たくさん作られており、インディーゲームにアンテナを張っている人の中には「またそういうゲームかよ。もうおなかいっぱいだよ」と思う人も多くいるかと思うのですが、このゲームはしっかりヒットしています。僕はバランスが良いと思いました。

このゲームでプレイヤーキャラクターを強くするのは装備と食事です。地道に鉱物を集めて武器や防具を作ることで攻撃力と守備力を高め、美味しい物を食べてHPとスタミナを増やすことで、ようやく地域のボスを倒せるかもしれない強さになれます。で、がんばってボスを倒した後は新しい土地を探索するわけですが、そこのモンスターは前の土地とは比べものにならないほど強いので、新しい土地で手に入る資源を集めて、より良い武器や防具を作って対抗していくことになります。……というのが、ずっと続きます。

僕がこのゲームで特に面白いと思ったのは、次に倒すべきボスの居場所がマップに表示される仕様です。ただでさえこのゲームのフィールドは冗談みたいに大きいのですが、運が悪いと次に倒すべきボスの居場所が世界の最果てに設定されます。プレイヤーは、歩いたり、走ったり、船を作ったりして目的地へと向かうのですが、そこへ至るまでの冒険感が素晴らし過ぎて心臓に悪いんですよ。

このゲームではプレイヤーが死亡すると、全ての所持品がその場に残ってしまいます。世界の最果てを目指す旅の途中で死んだ場合は、どえらい場所に所持品が落ちます。こうなるともう、ボスを目指すどころではありません。がんばって作った装備品たちを、何としてでも取り戻す必要があります。これは「あり合わせの装備を身に付けて、かつて自分が死んだ場所に到達し、かつての自分を殺した何かに対処して、所持品を回収する」というクエストなのです。これこそが、このゲームで最も面白いクエストだと僕は思います。

ニンダイ。


任天堂が「みんゴル」と「ぼくなつ」を喰らいに掛かってる構図は面白いけど期待していたタイトルはなかった。

【マリオゴルフ スーパーラッシュ】

これは絶対に面白いやつ。

【あつ森マリオコラボの土管】

こういうのは欲しかった。

【ファミコン探偵倶楽部2作】

1本に2作入ってるもんだと思っていたからお高く感じる。

【Project TRIANGLE STRATEGY】

ちゃんと作りきってあるなら面白いと思うよ。

【クレヨンしんちゃん オラと博士の夏休み】

「ぼくなつ」やないか! しかし僕はこれ要注意だと思う。
出ている動画をみる限り、今夏発売にしては完成度が低いと思う。

生きる希望(+おたより)。


Link: モンスターハンターライズ
Link: Mass Effect™ Legendary Edition

これ、面白そうですね。
https://nippon1.jp/consumer/bokumetsu/product.html

ひたすら読むゲームには興味がなくなってきてるから、捜査シミュレーションパート次第かなあ。

蓮海さんはあつ森の住民たちは初期メンバーのままですか?
それとも引っ越しするままされるままですか?
それとも住民厳選とかしてますか?

だいたいは初期メンバーですね。最初に一人だけ引っ越しを許したのですが、その動物は「この島での思い出を胸に新天地でがんばる」ではなく「記憶喪失になって僕や島のことを忘れる」となってしまうことが分かったので、それ以降はメンバーを変えていません。人様を束縛するのはあまりよろしくないとは思うのですが、「いかないで!」と伝えるのは僕の自由ですし、それに応えるかどうかは先方の自由ですから、結果的に先方が引っ越しをやめたとしても、それは先方の意志によるものであって強制によるものではないと考えますし、「あっそ、じゃあね。ばいばい」と言うのは冷たいんじゃないかとも思います。住民の厳選はしていません。友達をコレクション化する考え方って、なんかおぞましくないですか?

そうなんですよね!そこにすごい葛藤がありますよね!あつ森の住民について。
しかしながら、フレンドの島で引っ越し準備中のどうぶつを勧誘して、
うちの島に引っ越ししてきた住民は、しばしば前の島のことを思い出話として
しゃべりますよ!「これは○○の島の××にもらった服なんだ」とか。
うちの島からフレンドの島に引っ越して行ったどうぶつも、その島に遊びにいくと
「ひさしぶり!」とか言ってくれて、覚えててくれたんだー、って嬉しくなります。
だから引っ越して行っても、ちゃんと覚えててくれるから大丈夫ですよー

フレ島に移住すると記憶は残るんだけど、ぼっちプレイだと消えてしまうとかなんとか。たまに手紙をくれたり、イベント時に帰省してきてくれるなら安心して見送れるんですけどね。でも、そうなったらなったで、「あいつには残って欲しいけど、おまえはさよなら」みたいな差別をするわけにもいかんので、全員を見送ることになるかと。

本当に!たまに手紙とかくれたらすごくいいのに、、、
引っ越していかれると相手が誰であってもものすごく寂しい思いをするので
今のまま誰であっても引き止めるでいいと思います。

まあ、気分次第で。大抵の動物には慣れたけどナンパしてくる奴には慣れんので、そいつを飛ばしてしまう可能性はあります。

【おたより】ねこ。


hasumogさんは、猫とどこで出会われたのですか。

街で見かけた子猫を追ってトンカツ屋の勝手口を覗いてみたら5匹ほどの子猫と母猫がいたので、店主に「飼ってるんすか?」と訊いてみた。すると「持って行っていいよ」と勧められたので、お言葉に甘えて一匹もらうことにした。生後1ヶ月かそこらなのに固形フードをバリバリ食べてる女子がいたのでその子を選んだ。その足で動物病院へ行って予防接種を受けさせてノミ取りの薬と虫下しを買った。ここまでの流れは完全に成り行き。この日まで自分が猫を飼うことになるとは少しも思っていなかった。

自分を褒めてあげたい。


今も昔も変わることなく世界は物語で動いてる。


自分にとって都合の良い物語をファクトとして選び取るような生き方は、たとえ結果的にそれが正しかったとしても、どうしようもなくアホなのよ。

だからといって、それを言ってみたところで、世の中からアホが減ることはないのよ。

人という生き物は事実よりも自分にとって都合の良い物語を選ぶようにできているものだから。

事実というものは微分的に把握することしかできないんだけど、多くの人は自分にとって都合の良い接線しか見ない。

象という生物を知らない人が、象の一部に触れたことのある盲人たちの言葉から、象という生物の実像を正しく想像するためには、可能な限り多くの盲人から情報を集めなければならない。

(いわゆる「群盲象を評す」ってやつだよ)

そして、象に触れたことのある全ての盲人から情報を集めることができたとしても、おそらく僕らは象という生物を正しく想像することができない。

事実って、あんがい難しいのだ。

僕らがアホな生き方から脱却するためには「自分はいまだに解っていないのだろう」と自分を疑いながら生きていかなければならないんだけど、そのような思考を持てる人はそんなにいない。

自分にとって都合の良い物語を取り入れながら生きる方がラクだし、大抵の場合において困らないからね。

物語の作者に支配されやすくはなってしまうけど、その物語がよほどキチガイじみた代物でもない限り、やはり困ることは少ないと思う。

困らないどころか、救われてしまうのだと思う。

他人様を傷付けない限り、悪いことなどないのかも知れない。

僕がそうした物語に乗りたがらないのは、それが正しいかどうかという以前に、おそらく好みの問題だろうね。

踊らされるのが嫌いだし、踊ってる奴を見るのも嫌いだし、踊らされているという自覚すら持てない奴とは関わりたくない。

やったゲーム(2021年1月)。


【ドラゴンクエストXI】

僕は血筋を讃えるようなストーリーが嫌いなんだよね。

なかでも「みにくいアヒルの子」みたいなパターンは大大大大大嫌いなんだよ。

(「主人公は実は王子様でした」みたいなやつね)

やれ殿様の子孫だとか、旧華族の子孫だとか、偉人の子孫だとかいった肩書きを有り難がってる国の人にはピンとこないかも知れないけどさ。

血筋で人の素質を決めつけるような思想(優生思想)って、ろくなもんじゃないんだよ。

そのような考え方を持つ人たちは「優れているとされる血」を崇めることによって、同時に「劣っているとされる血」を貶めているんだ。

生まれで人を選別している。

そんな人たちが作った社会に生まれる子供は可哀想だよ。

物心つく前から超えがたいハンデを背負わされることになりかねないもの。

(閑話休題)

言いたい放題に書きましたが、このゲームはそんなゲームではありません。

確かに主人公は王子様ですが、王子様という点では大した特権を与っておらず、代わりに勇者様利権を振るいます。

丁寧に作られていてバランスも取れている良いゲームだと思いますが、分岐がないためやらされている感は多分にあります。

しかしドラクエは古くからそういうゲームとして存在しておりますから、大抵の人は満足するのでしょうよ。