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2025年11月のゲーミング。


【Hollow Knight: Silksong】

中断してボダランをやってしまっていたので続きをやろうと思ったが、進行状況を完全に忘れてしまっていたので最初からやり直している。二度目でも面白い。しかし、メトロイドまでに片付かなければ3度目をやる羽目になるだろう。何とか頑張りたいところではあるが、最近の僕は忙しいのだよマジで。

やりながら抱いた感想が、前に書いたインプレと全く変わらなかった。

トライ&エラーを繰り返すゲームであるにも関わらずリスポン地点の配置が不親切だからリトライが不快だ。ビルドの柔軟性も退化している。デベロッパーは「納得できる完成度になるまでリリースしない」と言っていたけれど、これが納得のいく完成度だと言うのであれば、前作が神ゲーになったのは「たまたま」なのかも知れないな。

とは言え、高難易度のゲームをクソゲー呼ばわりしてしまっては負け惜しみのようになってしまうので、何とかクリアまで持っていきたい。クリアした上で、クソと言いたい。

「言わずにはいられないこと」は言わない方が良い場合が多い。


目先の感情を優先するモードに入って、感情表現のエフェクトを度外視する人って多いんだよね。怒りなんかもそう。「怒ることで得られる結果」よりも「スッキリすること」が優先されがちなんだよ。そういうのは絵に描いたような短慮だと思う。怒りという表現を効果的に扱うには、しっかり頭を使わなきゃならんのよ。オーディエンスから支持を得られない怒りは理不尽と解釈されるし、滑稽に思われもするし、結果的に他者から遠ざけられる。「強要する人」だとか「話の通じない人」といったレッテルを簡単に貼られてしまう。どう考えたってセンシティブに扱うべき表現だ。これを気分で扱うなんてどうかしているよ。

ネットでのレスバなんかも同じ。「言わずにはいられない」は大抵の場合、言わない方がいい。言わずにはいられない発言には計算がない。吐き出して気持ち良くなることが目的化している。これでは「興奮したからシコりました」ってのと大差がないし、その結果として吐き出されたザーメンを見せられる者への配慮がない。

怒る前には頭を使うべきだ。頭を使えない人は普通に嫌われる。思慮なくキレ散らかす人は「ああ、そういう人ね」と言われて遠ざけられる。

ちなみに、僕はこのテキストをアンガーコントロールのために書いている。

そうだよ! 僕はいま、怒ってるんだよ!

怒るからには、それ以上の得をせねばならぬ。

めっちゃ働いてる。


だが何をしてるかを言ってはいけない仕事ばかりで書けることがない。

最近は手が空くたびにこれを見るのが癖になってる。

世の中が遅い。僕の手が空く原因は大抵の場合、僕の方にはなくて、誰かの何かを待つ場合が多い。「急ぎです」と言われて急いでしまうと、急かした側が僕に付いて来れない。これだから「しごでき」は困るね。うん、どうやら僕は仕事が出来る人らしい。実際に仕事が出来るかどうかはさておき、人様を悪く言わないためには自分を「しごでき」ということにしておくしかないのだ。鼻には付くだろうが、角は立たない。

手空きにドラマか映画でも見ようかと思ったが、グッとくる設定のものがない。僕がグッとくる設定は、もはや僕の中にしか存在しないのかも知れない。

2025年10月のゲーミング。


【Borderlands 4】

以前「2を超えてシリーズで最も面白い」と書いたが、プレイ時間が200時間に達した頃にふと「あれ、これって何が面白いんだ?」と疑問を抱いてしまった瞬間から、たいして面白くなくなった。振り返ってみると、2でさえもたいして面白くなかったと思う。賢者タイムみたいなものかも知れないけれど、考えれば考えるほど面白くない。とは言え200時間もやったのだから、全く面白くないわけではないのだとも思う。

【The Outer Worlds 2】

宇宙を舞台としたFalloutっぽいRPG。Falloutを生みだしたTim CainとVault Boyを生みだしたLeonard Boyarskyらが関わっているので、Falloutのフォロワーと言うよりは家元の新作といったところか。まあ、そのへんの位置付けはどうあれ、今のところ物凄く面白い。プレイヤーの成長に限界があって、何かに特化するには他の何かを諦めなければならず、さらにはリスペックさえも許されないという古き良きCRPG的なデザインはBG3より硬派かも知れない。僕のキャラクターはピッキングとハッキングを捨てているから、開くことのできないドアや金庫たちを前に歯痒い思いをし続けている。

【おたより】ゲーム史の一部になってしまったそうです。


大学にも収まっている名作蒼色輪廻。
https://collection.rcgs.jp/page/PACKAGE0023118

包括的なコレクションでしょうから、何かの弾みでマイナーなゲームが登録されてしまうこともあるのでしょうね。

「動画生成AIの性能がヤバすぎる」と書きかけたんだけど、今さらそれを書く意味なんてねえよな。


シコシコとモデリングをやり続けるのがアホらしく思えてしまうところもあるのだけれども、僕が受けるダメージなんて本職に比べれば些末なものだろう。生成AIはトンでもない早さで成長を続けていて頭を打つ気配がない。押えがきくとも思えない。適応するより他に手はないと思う。新しいデザインを作るのは人間だけど、瞬く間に模倣されてしまうのだろう。発明をしても見返りはなく、AIの糧となってしまうのだろう。小説や脚本から直接的にアニメが作られるようになるのも時間の問題だろう。そればかりか、視聴者それぞれの嗜好に合わせた出力まで出来てしまうのだろう。消費者にとっては夢の時代だろうけど、クリエイターにとっても同じかは分からない。ただ、生成AIを道具の一つと見做せなければ生き残れないような気はしてる。稼ごうと思うと先は暗いけど、楽しむことを優先するのであれば、そんなに困らないとも思う。「絵を描くのが楽しい」だとか「プログラムを作るのが楽しい」といったレイヤーにおいては、AIなんて有っても無くても変わらんからね(囲碁や将棋が人間を圧倒してもなお、それらの愛好者が存在しているように。あるいは写真が発明されてもなお、写真みたいな絵を描く人が尊敬され続けるように)。片や、先見の明のある人たちはアナログの再評価を始めてる。AIでは打ち勝てない分野の開拓も始まっている。ピンチはチャンスとは良く言ったもんで、まったく驚きの強かさだよ。見習いたいねえ。

【おたより】長生きしよう。


蒼色輪廻プレイ済みです。
緋色梵鐘はどうなりましたか?絶対知りたいです。ノベルでも大丈夫です。
金銭面が厳しいならクラファンはどうですか?

なんにもお約束できませんが、何かしら作るつもりではいますよ。モデリングをやっているのもそのためです。ただ、どうにもこうにも時間が掛かるものですから、お互いに満足いく結果を得るには、長生きしなきゃなりません。それとですね、蒼色輪廻の続編的なものには期待しない方が良いと思います。僕が考えていることはろくでもないので、蒼色輪廻を好む人ほど激怒する代物になると思います。別に人様を怒らせようとしているわけではないのです。これは蒼色輪廻という物語に対する著者と読者の理解のズレの問題ですから、続編どころか僕の方から蒼色輪廻の解説をした場合においてもファンは怒ると思います。つまり、僕がどうこう言うのは野暮ってことです。

先ほどお送りした内容の追加ですが緋色梵鐘のノベルなら数千円でも買います。

仮に僕がノベルを出すことがあってもタダにしますから、浮いた数千円でより良いものを読んでください。

2025年9月のゲーミング。


これはモデリングの手を止めざるを得ない。

【Hollow Knight: Silksong】

待ちに待ったシルクソングがくるよ!

《インプレ》

前作よりも難易度が猛烈に上がっているので、前作未プレイ勢にはお勧めしかねる。死にゲーだがフロムのゲームとは違ってレベル上げのような救済要素は無く、上手くなることでしか打開できない。トライ&エラーを繰り返すゲームであるにも関わらずリスポン地点の配置が不親切だからリトライが不快だ。ビルドの柔軟性も退化している。デベロッパーは「納得できる完成度になるまでリリースしない」と言っていたけれど、これが納得のいく完成度だと言うのであれば、前作が神ゲーになったのは「たまたま」なのかも知れないな。

【Borderlands 4】

クリアした。ゲームとしては2を超えてシリーズで最も面白いと思うが、物語が閉じていないから傑作とは呼ばない。1万円を支払い100時間を費やした挙げ句に未完となると憤らざるを得ない。

【みんなのGOLF WORLD】

昔は鉄板タイトルだったが「New みんなのGOLF」で耐久力のあるゴルフクラブをリアルマネーで維持するクソゲーとなり、今回はデベロッパーが変更となった。……という経緯から不安があるため、発売から数日は様子を見るけれど、原点回帰的な作りであることが分かれば買ってしまうと思う。

デブだった。


実家の風呂場に置かれていた大きな姿見を目の当たりにして僕は全てを理解した。

そこには猫背のデブ(全裸)が映っていたのさ。

自分の全裸を客観的に眺めたことなど無かったから仰天したよ。

太っているという自覚すらなかったからね。

それで、ようやく、納得したのさ。「こいつはモテねえや」と腑に落ちたんだ。

できる努力を怠っていたのだから、自己責任というしかないね。

もっと若けりゃ頑張るけれども、おっさんとなった今では手遅れだから、猫背のデブとして生きていこうと思うよ。

スポーツ観戦は人に学びをもたらさないと思う。


帰省をしてみたら田舎の人たちは軒並み大谷に夢中だった。

彼らは、大谷を眺めたり、語ったりしながら、限りある時間をドブに捨てていた。

物作りを趣味とすれば下手でも下手なりの作品を残せるというのに、なぜスポーツなんか観ちゃうんだろうね。

あれはクリエイティビティの対極にある、真に何もしない人のための娯楽だと思うよ。