Steamの新着ゲームをチェックしていたところ《NEEDY GIRL OVERDOSE タイピング オブ ザ ネット》というタイピングゲームを見つけた。このジャンルの新作は珍しい。タイピングというジャンルにはコアなファンが付いているらしく、四半世紀ほど前に流行ったゾンビ打というゲームに至ってはプレミアが付いていたりもするのだが、その熱量の割には新作が出ない。おそらく、売れないからだろう。というわけで《タイピング オブ ザ ネット》のSteamレビューを読んでみたのだが、意外なことに芳しくなかった。ボリュームの少なさや揺らぎを認めない入力に難があるらしい。タイピングゲームを作るのってそんなに大変なんかね? ……と思ったので、タイピングゲームのプロトタイプ作りに着手した。やってみたら、けっこう泥臭かった。
画面にローマ字を表示して、それと同じ入力をプレイヤーに求める仕組みにするのであれば物凄く簡単なんだけど、日本語への変換までやろうとすると、コードが猛烈に泥臭くなる。たとえばプレイヤーに《てょ》の入力を求める場合は、《TELYO》《TEXYO》《THO》を正解とする必要がある。「《THO》なんて誰が使うんだよ?」とも思うんだけど、使えちゃうんだからしょうがない。そうした情報ををテーブルにまとめていくと、それだけで酷いソースができあがる。動く代物は作れたけれども、一度やってお腹がいっぱいになった。
【追記】
いい加減、ビジュアル方面の技術も身に付けなきゃならんとは思うんだけど、ゲームメカニクスにしか興味がないからモチベーションが高まらん。素材を必要とする諸々の作業って、製品を作る上では不可欠としても、ゲームの仕組みを考える上では無駄なコストでしかないんよな。
【追記】
全然関係ないけどMicrosoft 365 PersonalをMicrosoft 365 Personal Classicに切り替えた。
年額6,000円の差は非常に大きい。
【追記】
これからしばらくはBlenderをやる。アルファベットのMで始まる方のツールは“たとえ金があっても”使わない。……というのもね、Mを出してる会社は最近狂犬みたいになっていて、製品の感想を書いている程度のサイトにもDMCAの申し立てをしてくるんだよ。奴等は日本語が読めないもんだから、ページに何が書いてあるかなんて少しも理解していないんだけど、そのくせ「製品名がある」というだけの理由でサイトを消せと言ってくるもんだから、僕に言わせりゃ狂人みたいなもんだよ。よって、避けられるものであるならば避けるにこしたことはないと思ってる。
【追記】
タイピングゲームがまあまあ遊べる形になってきたので般若心経(481文字)や外郎売(2300文字)を入れたら地獄のようなゲームになった。僕の成績は毎分280文字。我ながら早いと思うので自慢しておく。