猥褻物ってなんなのさ。


おちんちんを見せちゃいけないって誰が決めたのさ。おちんちんを見ると不快になると言う人は、お風呂に入るたびに不快になるの? それは後天的に刷り込まれた価値観に過ぎないのに、どうして生得の法みたいに言っちゃえるのさ。僕が残念に思うのは、それを疑問に思わない人が多いことだよ。何を教えても「どうして?」と口にする子供たちの方がずっと賢いと思う。誰にだって、そういう時期はあったはずなのに、どうして疑うことを諦めてしまったんだろうね。どういうわけか、人って大人になると「良くないものは良くありません」みたいなトートロジーを喚く機械になっちゃうんだよ。僕が通っていた小学校の先生も、「どうしてセックスしてはいけないのですか?」という質問に対して「駄目なものは駄目だから」と答えていたよ。大人から「良くないものは良くない」と教わった子供たちが、理由を知ることもなくそれを受け継いでいくさまは、滑稽だし、この上なく頭が悪いと思う。少なくとも僕は、子供がセックスをしてはいけない理由やら、人を殺してはいけない理由を説明できる大人になれたけど、疑うことを諦めてしまった人たちは、僕の学校の先生のように「駄目なものは駄目」と言ってしまうのだろうね。これは言うなれば、馬鹿の再生産だよ。僕はそんな風に思うから、下ネタを嫌う人に遭遇するたび、内心で頭の悪さを疑ってしまう。過去に性被害を受けたなどの理由があるのであれば理解できるんだけど、多くは理由がないからね。

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