セックスしたい。


一片の婉曲もない直球のタイトルですが、今の気持ちを嘘偽りなく表現するのであれば、こう書いとくしかねーよなと。ええ、ええ、したいんですよ。セックスを。性欲を持て余しています。もちろん、年がら年中こんな感じではありません。普段はシコれば収まる程度にしか思わないのですが、たまに大波が来るですよ。そんなときはどんなにシコっても、欲求が抜けてくれません。四六時中ムラムラしています。しかし、どうしようもないのです。そして、この「どうしようもない」という言葉が今回の本題になります。セックスしたいという表明だけで終わらせるわけにはいきませんからね。

まずは前提としてこれを書きますが、僕はセックスに至るための段取りに困っているわけではありません。これは僕に限った話でもなく、大抵の人は、なりふり構わなければセックスできます。お金を使うも良し、マッチングアプリを使うも良し、土下座をするも良しですよ。単にヤることが目的ならば、様々な方法があるのです。

僕がセックスに至れないのは、偏に自己評価の低さゆえです。僕が女性ならば、僕みたいな奴とはヤリたくありません。お金を払ってさせて頂くとしても、欲求よりも申し訳なさが勝って、その気になれないと思います。こんなメンタリティーの人間にはセックスなんか出来るわけがないのですよ。例外として考えられるのは“モテた場合”ぐらいなんですが、若い時分でさえ厳しかったのですから、今となっては尚更に、そんなものは望むべくもありません。

というわけで、どうしようもないのです。

セックスに限らず、この世界には「したいのに、できないもの」や「欲しいのに、手に入らないもの」が多すぎるように思うんですよ。そんなものはいっそのこと、はなっから存在しない方が生きやすかろうと思うんですけどね。手の届かない事物など、惨めな気持ちにさせてくれるばかりで、クソの役にも立ちませんもの。そうした事物の存在から無理矢理にでも意味を見出すとしたら、“僕を惨めな気持ちにさせるためにある”といった感じになるんでしょうかね。なんてクソッタレな世界なんでしょう。すぐにでも滅んでしまえばいいのに。

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