Author:


自分を褒めてあげたい。


今も昔も変わることなく世界は物語で動いてる。


自分にとって都合の良い物語をファクトとして選び取るような生き方は、たとえ結果的にそれが正しかったとしても、どうしようもなくアホなのよ。

だからといって、それを言ってみたところで、世の中からアホが減ることはないのよ。

人という生き物は事実よりも自分にとって都合の良い物語を選ぶようにできているものだから。

事実というものは微分的に把握することしかできないんだけど、多くの人は自分にとって都合の良い接線しか見ない。

象という生物を知らない人が、象の一部に触れたことのある盲人たちの言葉から、象という生物の実像を正しく想像するためには、可能な限り多くの盲人から情報を集めなければならない。

(いわゆる「群盲象を評す」ってやつだよ)

そして、象に触れたことのある全ての盲人から情報を集めることができたとしても、おそらく僕らは象という生物を正しく想像することができない。

事実って、あんがい難しいのだ。

僕らがアホな生き方から脱却するためには「自分はいまだに解っていないのだろう」と自分を疑いながら生きていかなければならないんだけど、そのような思考を持てる人はそんなにいない。

自分にとって都合の良い物語を取り入れながら生きる方がラクだし、大抵の場合において困らないからね。

物語の作者に支配されやすくはなってしまうけど、その物語がよほどキチガイじみた代物でもない限り、やはり困ることは少ないと思う。

困らないどころか、救われてしまうのだと思う。

他人様を傷付けない限り、悪いことなどないのかも知れない。

僕がそうした物語に乗りたがらないのは、それが正しいかどうかという以前に、おそらく好みの問題だろうね。

踊らされるのが嫌いだし、踊ってる奴を見るのも嫌いだし、踊らされているという自覚すら持てない奴とは関わりたくない。

やったゲーム(2021年1月)。


【ドラゴンクエストXI】

僕は血筋を讃えるようなストーリーが嫌いなんだよね。

なかでも「みにくいアヒルの子」みたいなパターンは大大大大大嫌いなんだよ。

(「主人公は実は王子様でした」みたいなやつね)

やれ殿様の子孫だとか、旧華族の子孫だとか、偉人の子孫だとかいった肩書きを有り難がってる国の人にはピンとこないかも知れないけどさ。

血筋で人の素質を決めつけるような思想(優生思想)って、ろくなもんじゃないんだよ。

そのような考え方を持つ人たちは「優れているとされる血」を崇めることによって、同時に「劣っているとされる血」を貶めているんだ。

生まれで人を選別している。

そんな人たちが作った社会に生まれる子供は可哀想だよ。

物心つく前から超えがたいハンデを背負わされることになりかねないもの。

(閑話休題)

言いたい放題に書きましたが、このゲームはそんなゲームではありません。

確かに主人公は王子様ですが、王子様という点では大した特権を与っておらず、代わりに勇者様利権を振るいます。

丁寧に作られていてバランスも取れている良いゲームだと思いますが、分岐がないためやらされている感は多分にあります。

しかしドラクエは古くからそういうゲームとして存在しておりますから、大抵の人は満足するのでしょうよ。

これは刺さった。


Link:「家族に看取られて死ぬのは恐ろしい」 芸人・ヒロシさんが“1人でいること”を決めた理由

僕が抱えるモヤモヤの一部が言語化されて視界が開けた感じ。

あけましておめでとうございます。


昨年はこのように書きました。

おそらくこの世はゆっくりと地獄へ向かっていくのでしょうから「皆さんにとって今年が良い年になりますように」みたいなことは書きません。

手に持つ小銭で妥協を買う余生を素晴らしいものと思い込むために自分を騙す日々を生き抜いて、安らかな眠りにつきましょう。

それが、既定路線というものですよ。

おめでたいでしょう? おめでたいのです。

今年は昨年にも輪を掛けて、おぞましい年になると思います。

もはや迷ってどうにかなるようなフェイズではないので、肩の力を抜きましょう。

大丈夫ですよ。なるようになります。ならないものはなりません。

2021年も頑張って死なないで下さい

死なないように頑張りはしませんが、何かを頑張るとは思います。

僕が死に向かうことはありませんが、死が僕に向かってくることはあるかも知れません。

そのときはしょうがないっすよ。

いつもの。


昨年は「クリスマスイヴを意識して何かやるのってダセェな」だとか「令和に至ってもなお多くの人がクリスマスイヴに対して抱いているイメージって、バブルの搾りカスなんですよ」だとか「クリスマスイヴに、クリスマスイヴだからという理由でデートやセックスをしちゃうような奴は一生ダサい」といったことを書きましたが、付け足すことはありません。

必要以上に個人情報を欲しがるサービスが多すぎる。


まずサービス設計者の心得として、漏れる可能性がある情報はいつか必ず漏れるので、漏れて困る情報の保存を避けること。
たとえサービスを成立させるために必要な情報であっても保持する個人情報は最小限とし、できうる限りの漏洩対策を施すこと。
なお、漏洩対策を徹底してみたところでデータが抜かれることはあるし、現場レベルでやらかすこともある。
インターネットセキュリティーに絶対はない。
せいぜい、やらかす可能性を減らせる程度だ。

……という現実を、利用者は知っておいた方がいい。

やたらめったら個人情報の入力を求めるサービスを見たら不審に思った方がいい。
送信した個人情報は、いつか漏れると思っておいた方がいい。
漏れた情報が致命傷とならないよう、サービスに与える情報はコントロールしておいた方がいい。
昨今のサービスは、どこもかしこも個人情報の入力を求めてくるけれど、それを当たり前に思ってはいけない。
思慮なく個人情報を入力しまくるのはヤリチンと同じだ。
いつかヤバい病気を引くことになる。

やる or やってる or やったゲーム with おたより(2020年12月)


今日のNintendo Indie Worldでグノーシアの英語ローカライズが発表されました。
プチデポットの川勝さんからのメッセージもありました。
https://www.youtube.com/watch?t=590

(あと、Cyberpunk 2077の感想をお願いします。)

動画のアドレスが壊れてるんだけど、たぶんこれだよね。

日本での受け方は理解できるんだけど海外でどう受け止められるかは読めませんなあ。

【Cyberpunk 2077】

まさに今やってるんですが、良い点や悪い点や不満な点がそれぞれそれなりにあって印象は混沌としています。

このゲームはパフォーマンス上の重大な問題を抱えていますから、このゲームに興味を持っている人は、少なくとも現時点においては、PC以外でプレイするという選択肢はないものと考えてください。ちゃんと警告したからね! なお、僕はPC版をプレイしています。僕のPC環境下においてはそれなりのフレームレートで動いていますし、強制終了も経験しておりません。

さて、まともに動作しているという前提の上の話になりますが、このゲームはそれなりに面白いです。「最高に」ではなく「それなりに」です。ゲームを構成する要素のそれぞれは僕の好みに沿うのですが、既存のオープンワールドの枠は脱していません。大抵のオープンワールドがそうであるように、道行く人々には「通行人A」以上の背景などなく、多くのロケーションは一度限りの用を足した後は用済みとなります。僕がこのゲームに望んでいたのはその枠組みを壊すことでしたから些かの失望はありますが、それは僕が過大な期待を抱いてしまったというだけのことです。

気を取り直しましょう。従来型のオープンワールドとしては良く出来ている方だと思います。ビジュアルはとても素晴らしく、ロケーションは多様にあって飽きさせず、街の様子もぱっと見は活き活きとしており、バイクで駆け抜けるのも楽しいのですが、車両の挙動はウンコです。操作性の悪い車で狭い道路を走っていると楽しさよりもストレスが勝りますから僕はバイクに乗っております。

ジョブと呼ばれるクエスト群は「凄く練られているもの」と「テンプレで作られたようなもの」が入り混じっており、大抵はテンプレなのでだんだん飽きます。登場する車両は多々あるのですが「車両の購入」もジョブとしてマップに表示されるため、ジョブを求めてマップを開くたびに邪魔なマーカーが大量に表示されてイライラします。

バグが多いと言われていますが、大抵のバグはロードすれば直るため致命的と言えるほどのバグにはまだ遭遇していません。せいぜいが「鏡を見るとハゲている」だとか「服を着ているのに下半身が裸になる&ちんこが取れている」だとか「付近のオブジェクトがいきなり爆発音をだして吹っ飛ぶ」だとか「気絶させて背負った人を地面に下ろすと四肢が吹っ飛んで死ぬ」という程度ですね。「これは愉快な現象なのだ」と思い込むことができれば幸せになれます。

キャラクターメイキングやメインクエストの作りを見ると、このゲームがCRPGの文脈を汲んでいることが分かります。TRPGを原作としているのですから当然でしょうね。既存のオープンワールドゲームの枠組みから引き継いでしまった蛇足的な要素群を差っ引くと、それなりに出来の良いRPGの姿が見えてくるような気がします。特筆すべきは本作がCD Projekt REDにとって最初の都市型オープンワールドタイトルであるということです。「デベロッパーにとって初めてのジャンルかどうか」なんていうメタな要素をゲームの評価に取り入れるべきでないことは承知しておりますが、最初がコレならば十分に良くやれていると僕は思うのですよ。次が待ち遠しいですね。発売まで生きていられるかどうかは分かりませんが。

さて、つい先ほど「特筆すべきは」と書いたばかりで恐縮ですが、本作にはそれ以上に特筆すべき要素があります。なんと本作では女性キャラにズル剥けまたは包茎のおちんちんを付けることができてしまいます。僕はこの一点をもって本作に(100点満点中)200点の評価を与えようかと血迷ったのですが、装備を全て外して全裸になっても勝手に下着を付けてしまっておちんちんを曝け出すことができなかったり、せっかくパツパツの下着を着けても股間をモッコリさせることができなかったりして、おちんちんを活かせるシチュエーションが存在しなかったので100点としました。既存のオープンワールドを踏襲するのであれば、セインツロウを見習ってストリーキングを取り入れるべきです。ぼくは全裸でバイクに乗りたい。

というわけで、このゲームは100点ですよ。

いつも楽しく文章読ませていただいているしゲームの感想大いに参考にさせていただいております長生きしてください死ぬと僕が困ります

ありがとうございます。
寿命は僕が決めるものではないのです。

【Immortals Fenyx Rising】

「Watch Dogs Legion」と「Assassin’s Creed Valhalla」の2作によって「凡ゲー量産メーカー」から「クソゲーマイスター」へと変貌を遂げようとしていたUBIですが、「Immortals Fenyx Rising」で何とか踏み留まってくれました。BotWフォロワーであることは明白ですが、パズル要素はBotWよりも良くできていると思います。良作ですよ。モーションは酷いですが。

【不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus】

こういうのは普通に面白え。

ナイキCM問題。


僕は日本人だけど野球部時代は酷く虐められたぜ。
バスケ部にいた親友はイジメが原因で転校したぜ。
イジメられっ子が行くべきは運動部でも文化部でもなくコンピューター部よ。
かつて僕が部長をしていたコンピューター部にはイジメなんて存在しなかった。
(人間を相手にしなかったからね)
コンピューター部は誰でもウェルカム。
コンピューターは利用者を差別しない。

いろいろ反論はあるだろうけど、


「おっぱいを嫌う人は頭が悪い」と言っていこうと思う。

「おっぱいに寛容な人は頭が良い」とかも言おうと思う。

おっぱいを悪者に仕立て上げるような倫理観に支配された世界においては、それぐらいがきっとちょうどいい。

一言におっぱいと言うと、大きなおっぱいの話をしていると思われるかも知れないけど、これは大小の話ではなく、おっぱいの話だ。

サイズはおろか性別も関係ない。おっぱいそのものについて書いている。

一般的におっぱいは青少年に有害とされている。

それどころかCEROは「成人にとっても有害」としている。

いい歳こいた大人でも、おっぱいを見ると頭がおかしくなるんだってさ。

おっぱいを嫌うことにより、かくも頭のおかしな主張をするようになるのだとすれば、実際のところ本当に有害なのって、おっぱいを嫌うことなんじゃないのか?

成人向けにおっぱいを規制するなんてのは行きすぎた家父長主義(≒余計なお世話)でしかないだろう。

我々は自己決定権を持つ成人であり、過保護な親の目など必要としないのだ。

自主規制を旨とする審査団体は成人向けのレーティングにおいて法的に許される範疇の表現の全てを認めるべきだ。

違法な表現を回避するという目的のもとグレーな表現を禁止するのは理解できるけど、おっぱいはその範疇にないはずだ。

おっぱいを虐げるのはやめよう。

おっぱい吸ったり吸わせたりしてそうな人たちがおっぱいを吸ったり吸わせたりしてない人たちが見るおっぱいを規制している意味が分からないと分からないんですよね。

ですね。