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今年最初のエントリに「この世はゆっくりと地獄へ向かっていく」と書きましたが、


今となっては僕じゃなくても同じように思う人がいるのではないですか? すべては、不徳が招いた罰ですよ。政治家様から庶民に至るまで、違法とならないギリギリのラインで悪行を追求するような世の中なんて地獄と化すに決まってますもん。皆様には人に優しくすることを心掛けてもらいたいんですけどね。「誰かに優しく」ではなく「人に優しく」ですよ。それだけで世界は今よりもずっと良くなるはずだと思うのですが、同時に「そんな世界はやってこない」とも思っています。人って根が邪悪ですからね。

【追記】

実は引用が入っているので元ネタを左に貼っておきました。ラース・フォン・トリアー監督が作った「メランコリア」という映画です。トリアーの映画といえば「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が有名ですが、他にも癖の強い映画が沢山ありまして、いずれも人様にはお勧めできません。トリアー作品の多くは手持ちのカメラで撮影された3時間もある長大な鬱映画でして、たいがい女性が虐待されて可哀想なことになって終わります。結果として、地獄の中に救いを見いだす努めを観る側が背負わされるわけですが、その負荷の程度が、とてもじゃないけど人様に勧められるようなレベルにはないんですよね。鬱患者の思考の迷宮を歩かされるようなものと考えてください。実際、トリアー監督は年季の入った鬱持ちなのです。そんなトリアーが自身にとっての夢の終末を描いた映画が左の「メランコリア」です。この映画を退屈に感じる人は多いかと思いますが、そんな人でも最初の10分ぐらいは楽しめるのではないでしょうか(サービス映像みたいなもんなので)。僕にとっては、この映画のように世界が終わることよりも、終わりなく続く日常の方がずっと怖ろしく思えます。いつか来るものに対する心構えはあるのに、それが来るまでの永遠のような時間を迷い続けなければならないのですから。さて、話は変わりますが道満晴明先生も彗星との衝突による地球の終末を舞台とする「メランコリア」という漫画を描いておるようです。

【おたより】気になるゲーム。


今春の気になるゲームを教えて頂ければと思います。

3月発売で気になってるのは、これぐらい。
上の2本はやるだろうけど、下の2本は見送ると思う。

・あつまれ どうぶつの森(どうせめちゃくちゃ売れるだろうから研究的にプレイする)
・Hidden Through Time(「ウォーリーをさがせ!」とか「Hidden Folks」みたいなもんだよ)
・Half-Life: Alyx(プレイに必要な投資が大きすぎて手を出しづらい)
・仁王2(前作と同じように後からPC版が出る気がするから手を出しづらい)

ありきたりなラインナップだね。
すごくやりたいってほどのゲームはひとつもないよ。

最近発売した刀神とか、興味ないの?

バロックというゲームが好きだった僕は刀神というゲームの「ダンジョンクロウル+アクション」というポイントにとても惹かれたのですが、その手のゲームは絵柄やシナリオよりもシステムやバランス調整で大きく出来が変わるので、今のところは慎重を期してウィッシュリストに入れて眺めていますよ。最近の僕はお金を使うことに対して慎重なので、余程の期待か確信がなければお財布の紐をほどけないのです。

【おたより】たいしたこと書いてないんで。


あるアーティストさんに依頼して、インフィニティーの絵を描いてもらいました!

https://i.vgy.me/3dviDi.png
それと、いつものことながら、はすみさんがまたすべてのブログ記事を削除して、悲しいですよ。

権利物かつ誰が書いたのか分からない画像を掲載するのはコンプライアンス的に宜しくないのですが、たぶん怒られないので載っけときます。

ブログを消すのはいつものことですが、たいしたこと書いてないんで障りはないと思いますよ。

多くの選択をしくじりながら生きてきた。


どう考えても取り返しがつかない。
ルートは既に確定している。
酷いエンディングを迎えるのだろう。

という前提の先に光を見つけたい。

無茶なのは承知しているけれど、僕が救われる道はもうそこにしかない。
幸いにも同じように詰んでる奴が世の中にはごまんといるようだから、上手くいけば人助けができると思う。

今年の抱負を書こうと思っていたけれど、このスケールになるとライフワークよな。

2020年になりました。


おそらくこの世はゆっくりと地獄へ向かっていくのでしょうから「皆さんにとって今年が良い年になりますように」みたいなことは書きません。

手に持つ小銭で妥協を買う余生を素晴らしいものと思い込むために自分を騙す日々を生き抜いて、安らかな眠りにつきましょう。

それが、既定路線というものですよ。

おめでたいでしょう? おめでたいのです。

心にもないことを書いております。

【おたより】師走です。


十三機兵防衛圏やってますでしょうか?
時系列が並行した群像劇で好きそうな作品だと思いました。自分も気に入ってます。

気にはしてますが買ってないです。
来年末にPS5が発売するためPS4のゲームを買うのに躊躇いがあるのと、
お値段が妙にお高いという二つの理由で二の足を踏んでおります。
どうしてもやりたくなったら思い切るかも知れません。

【おたより】左の席の奴を撃ち殺したかった。


Jokerを観たいですか?
はすみさんの好みの映画だと思いますが。

観ましたが左の席にいるゴミクズが気になって映画どころではありませんでした。そいつには「上映中にスマホを見る」「上映中に指ポキをする」「マナーのひとつも守れないくせに一丁前にポップコーンを食う」のコンボを決められました。ポップコーンと指ポキは大目に見ても「上映中にスマホを見る」なんてのは人間として論外です。小学生レベルのマナーすら守れない左の席のモンスターに比べれば、ジョーカーの方がまだ理解できます。これだから映画館は嫌いなんです。「大画面だと迫力が違う」だの「没入感が違う」だの「音響が凄い」だのと言う人もいますが、僕からすると映画館なんてノイズにまみれた最低最悪の視聴環境です。人生で唯一快適に観ることができた映画は(僕以外に客がいなかった)ギャラクシー街道だけですよ。ポップコーン文化も良く分かりません。映画鑑賞にポップコーンは付き物だと信じて疑わない暗愚が世の中には大勢いますが、カップに山盛りのポップコーンはいつしか「そこまで食いたくもねえけど買った以上は食べなきゃ」というノルマと化して長時間にわたり咀嚼音を奏でる結果へとつながっていくんです。「観るならば集中して観ろ! 腹が減っているならば食ってから来るか、観た後で食え!」と思うのですが、僕のように神経質な客は全体からすると少数派でしょうから、間違っているのはきっと僕なんでしょうね。さて、左のゴミクズは置いといて、右の人は終盤でボロ泣きしてました。また、場内の至るところから「グスッ」と鼻をすする音があがっていました。どうやら泣く映画らしいです。アーサーが受ける様々な仕打ちや、それらを引き金に訪れるカタルシスに共感する人が多いのでしょう。まるで他人事みたいに書いていますが、僕は「真っ当だなあ」と思いましたよ。誰の眼中にもなかった人が「僕はここにいるよ!」と暴れるのって、奇妙でもなんでもないですからね。

「人様に迷惑を掛けてはいけない」というお約束には「人様が貴方に迷惑を掛けない限り」という前提があるべきなんですよ。同様に「人様の生命と財産を侵してはならない」というお約束には「人様が貴方の生命と財産を侵さない限り」という前提が要ります。誰も殺されない社会に与するならば、貴方も殺してはいけないのです。考えてみりゃ当たり前のことですね。さて、社会がこの「当たり前」を踏み外して貴方に襲いかかった場合に、貴方ならばどう振る舞いますか? 泣き寝入りするのでなければ立ち向かうしかないでしょう。そこには暴力が伴うかも知れませんね。まもなく貴方には「反社会」のレッテルが貼られるでしょうが、元より社会から恩恵など受けていないのであれば、それで困ることもないでしょう。この状態が、いわゆる「無敵の人」です。アーサーは突然変異で無敵になったのではありません。社会がアーサーを無敵にしたのです。……ってのもなんだか月並みだなあ。誰でも書きそうなコメントだ。

【おたより】ぼだらん。(+諸々のインプレ)


AIソムニウムファイルはプレイしますか。
私は発売済みなことに気づき、本日確保しましたが、打越作品なので気になっています。
今のところ、Steamでは英語・中国語の評判は高いようですね。

プレイするとは思うけど未消化のゲームも多いから、やるのはだいぶ先になるかも知れない。現在はBorderlands3をやってる。

【Borderlands3】

このシリーズはどれをやっても基本は同じなんですが、3では「スライディング」や「よじ登り」や「スラム」といったアクションが追加されました(スラムはPreSequelからの続投)。オンラインプレイ時には自動的にレベル補正が行われるなどの仕様も追加されており、かつての「レベル差があると協力プレイができないゲーム」からの脱却を遂げています。最初に「どれをやっても基本は同じ」と書いた通り、システムに大きな変更はありません。これを「進歩がない」と残念に思う人は相当数いるでしょうが、逆に「いつもの感じ」と安心する人もそれなりの数いると思います。とりあえず僕は「これで良い」と思いました。ストーリーの大筋は「ムカつくYoutuberをボコりに行こう」というもので、キャラクターを描き切れていない部分もありますが、構想は悪くないと思います。過去作をプレイしていてシリーズのコンテクストを踏まえられるならば2の物語と対となる構造を見いだすこともできるでしょうが、そうした作りが効果的に活用される場面は残念ながらありません。おそらくDLCで何かが描かれるのでしょう。まあ、それはそれとして、バグが多いです。全てのバグの修正とパフォーマンスの最適化を終えるには半年や一年は掛かるでしょうから、急がない人はSteam版を待つぐらいで丁度良いんじゃないすかね。

【DAEMON X MACHINA】

想定外でした。体験版は面白いと思ったんですが、製品版をプレイすると今ひとつピンときませんでした。体調によるものでしょうかね? ピンとこないというか、腹が立ちました。体験版では「どうせ体験版だから」と流し読みしていたダイアログを、製品版で真面目に読んでしまったせいかも知れません。

【続・DAEMON X MACHINA】

少しずつやっています。ゲームは面白いのですが、シナリオがだいぶ……というか、目を疑うくらい酷いです。このゲームのシナリオの書かれ方は非常に独善的で客観性もありません。内容以前に必要な知識と技術が足りていません。簡単に言うと、これを書いた人は他者に読ませる文章を書き慣れていないんですよ。ライターになりたての頃の僕の文章に似ています。まるで自分の黒歴史を見せられているようでプレイするのが猛烈にしんどいですが、ゲーム部分の面白さによってなんとか続けることができています。現在は終盤かと思いますが、シナリオのクソっぷりもまたクライマックスへと達してしまっているので、そろそろ投げ出すかも知れません。

【おたより】にんだい。


今回のニンダイの感想をお願いします。

もじぴったんで満足しました。次いで「スーパーファミコン Nintendo Switch Online」がとても素晴らしいと思いました。先ほど起動してみましたが、やはり神トラ冒頭の豪雨のシーンは今でも最高だと思えます。あと気になったのはmoonぐらいですかね。いずれも昔のゲームです。昔のゲームが好きってわけでもないんですが、今回のニンダイで発表された新しいゲームにはワクワクしません。

堂浦君の順位を再考したい。


かつて僕が制作したゲームの主人公である堂浦君は「ダメ人間グランプリの2位」を自称しました。

「本当にダメな奴は何をやっても1位になれない」と考えた結果、そのような結論に至ったわけです。

しかし最近になって僕は「堂浦君には配慮が足りていない」と考えるようになりました。

上には上がいるように、下にだって下がいますから、きっと世の中には堂浦君を見て「俺よりマシじゃん」と思う人がいると思います。

堂浦君が2位に居座ってしまうと、堂浦君よりもダメな人の順位は必然的に1位となります。

1位となってしまった人は「自分よりもダメな奴だってどこかにいるはず」という期待を持つことができません。

これはよろしくありません。

堂浦君よりダメな人にも「自分こそが最底辺である(1位)」もしくは「辛うじて最底辺ではない(2位)」のうち一方を選ばせてあげることができるはずです。

この考え方に則るならば、1位と2位は永久欠番とすべきです。

自分を最大限に卑下する場合においても、自称するならばせいぜい3位でしょうね。

それが、底辺におけるマナーってもんです。

9段階評価(上の上・上の中・上の下・中の上・中の中・中の下・下の上・下の中・下の下)の場合も同じです。

「下の下」と「下の中」は欠番として「下の上」あたりを自称するのが、ダメな方向における正しい謙遜の作法となり得るのではないかと思うのです。

もちろん、人様から言われる分は別ですよ。

「おまえは下の下だ」と言われたならば、「ありがとうございます」と答えるまでです。