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必要以上に個人情報を欲しがるサービスが多すぎる。


まずサービス設計者の心得として、漏れる可能性がある情報はいつか必ず漏れるので、漏れて困る情報の保存を避けること。
たとえサービスを成立させるために必要な情報であっても保持する個人情報は最小限とし、できうる限りの漏洩対策を施すこと。
なお、漏洩対策を徹底してみたところでデータが抜かれることはあるし、現場レベルでやらかすこともある。
インターネットセキュリティーに絶対はない。
せいぜい、やらかす可能性を減らせる程度だ。

……という現実を、利用者は知っておいた方がいい。

やたらめったら個人情報の入力を求めるサービスを見たら不審に思った方がいい。
送信した個人情報は、いつか漏れると思っておいた方がいい。
漏れた情報が致命傷とならないよう、サービスに与える情報はコントロールしておいた方がいい。
昨今のサービスは、どこもかしこも個人情報の入力を求めてくるけれど、それを当たり前に思ってはいけない。
思慮なく個人情報を入力しまくるのはヤリチンと同じだ。
いつかヤバい病気を引くことになる。

やる or やってる or やったゲーム with おたより(2020年12月)


今日のNintendo Indie Worldでグノーシアの英語ローカライズが発表されました。
プチデポットの川勝さんからのメッセージもありました。
https://www.youtube.com/watch?t=590

(あと、Cyberpunk 2077の感想をお願いします。)

動画のアドレスが壊れてるんだけど、たぶんこれだよね。

日本での受け方は理解できるんだけど海外でどう受け止められるかは読めませんなあ。

【Cyberpunk 2077】

まさに今やってるんですが、良い点や悪い点や不満な点がそれぞれそれなりにあって印象は混沌としています。

このゲームはパフォーマンス上の重大な問題を抱えていますから、このゲームに興味を持っている人は、少なくとも現時点においては、PC以外でプレイするという選択肢はないものと考えてください。ちゃんと警告したからね! なお、僕はPC版をプレイしています。僕のPC環境下においてはそれなりのフレームレートで動いていますし、強制終了も経験しておりません。

さて、まともに動作しているという前提の上の話になりますが、このゲームはそれなりに面白いです。「最高に」ではなく「それなりに」です。ゲームを構成する要素のそれぞれは僕の好みに沿うのですが、既存のオープンワールドの枠は脱していません。大抵のオープンワールドがそうであるように、道行く人々には「通行人A」以上の背景などなく、多くのロケーションは一度限りの用を足した後は用済みとなります。僕がこのゲームに望んでいたのはその枠組みを壊すことでしたから些かの失望はありますが、それは僕が過大な期待を抱いてしまったというだけのことです。

気を取り直しましょう。従来型のオープンワールドとしては良く出来ている方だと思います。ビジュアルはとても素晴らしく、ロケーションは多様にあって飽きさせず、街の様子もぱっと見は活き活きとしており、バイクで駆け抜けるのも楽しいのですが、車両の挙動はウンコです。操作性の悪い車で狭い道路を走っていると楽しさよりもストレスが勝りますから僕はバイクに乗っております。

ジョブと呼ばれるクエスト群は「凄く練られているもの」と「テンプレで作られたようなもの」が入り混じっており、大抵はテンプレなのでだんだん飽きます。登場する車両は多々あるのですが「車両の購入」もジョブとしてマップに表示されるため、ジョブを求めてマップを開くたびに邪魔なマーカーが大量に表示されてイライラします。

バグが多いと言われていますが、大抵のバグはロードすれば直るため致命的と言えるほどのバグにはまだ遭遇していません。せいぜいが「鏡を見るとハゲている」だとか「服を着ているのに下半身が裸になる&ちんこが取れている」だとか「付近のオブジェクトがいきなり爆発音をだして吹っ飛ぶ」だとか「気絶させて背負った人を地面に下ろすと四肢が吹っ飛んで死ぬ」という程度ですね。「これは愉快な現象なのだ」と思い込むことができれば幸せになれます。

キャラクターメイキングやメインクエストの作りを見ると、このゲームがCRPGの文脈を汲んでいることが分かります。TRPGを原作としているのですから当然でしょうね。既存のオープンワールドゲームの枠組みから引き継いでしまった蛇足的な要素群を差っ引くと、それなりに出来の良いRPGの姿が見えてくるような気がします。特筆すべきは本作がCD Projekt REDにとって最初の都市型オープンワールドタイトルであるということです。「デベロッパーにとって初めてのジャンルかどうか」なんていうメタな要素をゲームの評価に取り入れるべきでないことは承知しておりますが、最初がコレならば十分に良くやれていると僕は思うのですよ。次が待ち遠しいですね。発売まで生きていられるかどうかは分かりませんが。

さて、つい先ほど「特筆すべきは」と書いたばかりで恐縮ですが、本作にはそれ以上に特筆すべき要素があります。なんと本作では女性キャラにズル剥けまたは包茎のおちんちんを付けることができてしまいます。僕はこの一点をもって本作に(100点満点中)200点の評価を与えようかと血迷ったのですが、装備を全て外して全裸になっても勝手に下着を付けてしまっておちんちんを曝け出すことができなかったり、せっかくパツパツの下着を着けても股間をモッコリさせることができなかったりして、おちんちんを活かせるシチュエーションが存在しなかったので100点としました。既存のオープンワールドを踏襲するのであれば、セインツロウを見習ってストリーキングを取り入れるべきです。ぼくは全裸でバイクに乗りたい。

というわけで、このゲームは100点ですよ。

いつも楽しく文章読ませていただいているしゲームの感想大いに参考にさせていただいております長生きしてください死ぬと僕が困ります

ありがとうございます。
寿命は僕が決めるものではないのです。

【Immortals Fenyx Rising】

「Watch Dogs Legion」と「Assassin’s Creed Valhalla」の2作によって「凡ゲー量産メーカー」から「クソゲーマイスター」へと変貌を遂げようとしていたUBIですが、「Immortals Fenyx Rising」で何とか踏み留まってくれました。BotWフォロワーであることは明白ですが、パズル要素はBotWよりも良くできていると思います。良作ですよ。モーションは酷いですが。

【不思議のダンジョン 風来のシレン5 plus】

こういうのは普通に面白え。

ナイキCM問題。


僕は日本人だけど野球部時代は酷く虐められたぜ。
バスケ部にいた親友はイジメが原因で転校したぜ。
イジメられっ子が行くべきは運動部でも文化部でもなくコンピューター部よ。
かつて僕が部長をしていたコンピューター部にはイジメなんて存在しなかった。
(人間を相手にしなかったからね)
コンピューター部は誰でもウェルカム。
コンピューターは利用者を差別しない。

いろいろ反論はあるだろうけど、


「おっぱいを嫌う人は頭が悪い」と言っていこうと思う。

「おっぱいに寛容な人は頭が良い」とかも言おうと思う。

おっぱいを悪者に仕立て上げるような倫理観に支配された世界においては、それぐらいがきっとちょうどいい。

一言におっぱいと言うと、大きなおっぱいの話をしていると思われるかも知れないけど、これは大小の話ではなく、おっぱいの話だ。

サイズはおろか性別も関係ない。おっぱいそのものについて書いている。

一般的におっぱいは青少年に有害とされている。

それどころかCEROは「成人にとっても有害」としている。

いい歳こいた大人でも、おっぱいを見ると頭がおかしくなるんだってさ。

おっぱいを嫌うことにより、かくも頭のおかしな主張をするようになるのだとすれば、実際のところ本当に有害なのって、おっぱいを嫌うことなんじゃないのか?

成人向けにおっぱいを規制するなんてのは行きすぎた家父長主義(≒余計なお世話)でしかないだろう。

我々は自己決定権を持つ成人であり、過保護な親の目など必要としないのだ。

自主規制を旨とする審査団体は成人向けのレーティングにおいて法的に許される範疇の表現の全てを認めるべきだ。

違法な表現を回避するという目的のもとグレーな表現を禁止するのは理解できるけど、おっぱいはその範疇にないはずだ。

おっぱいを虐げるのはやめよう。

おっぱい吸ったり吸わせたりしてそうな人たちがおっぱいを吸ったり吸わせたりしてない人たちが見るおっぱいを規制している意味が分からないと分からないんですよね。

ですね。

やったorやるゲーム(2020年11月~)


なんか最近はゲームを褒めていないな。

【Assassin’s Creed Valhalla】

様子見にすると言いながらも結局プレイしました。まるでRDR2をリスペクトするかのように序盤は死ぬほどつまらないのですが、序盤以降も大して面白くないです。グレートブリテン島が丸ごと舞台になっておりボリュームは非常に大きいので、コストパフォーマンスは悪くないと思います。真面目にやれば150時間ぐらい掛かるかと。それだけの時間を延々と似たような作業を繰り返すことに費すことができれば、モヤッとした結末に至ることができます。今や全容を把握している人の方が少ないと思われる現代篇パートも健在です。ぱっとみ酷評のように思われるかも知れませんが、ゲームとしてはしんどいというだけで、(ゲーム・オブ・スローンズのモデルとも言われている)アングロサクソン七王国の地理や歴史に触れる学習ソフトとしては面白い方だと思います。

【あつまれ どうぶつの森 サンクスギビングデー】

あつ森に触れるときには必ず「つまらん」と書いていますが、サンクスギビングもつまらなかったです。
当たるまでクジを引き続けるゲームを楽しめる人はいるのでしょうが、僕にはただの苦痛です。
それでも、

これほどの時間をこのクソゲーに費やす理由は、「売れているから」そして「どうぶつたちとの腐れ縁があるから」です。
喩えるならば佐渡島の友達の家に遊びに行くような感じでしょうか。

【リングフィットアドベンチャー】

いつのまにかフィットボクシングをサボるようになり、運動不足で肩やら膝が壊れだしたので対策として購入しました。
僕の日常では限界まで体を動かすことなど滅多にないのですが、このゲームはそれを当たり前に要求してきます。
キツいです。本当にキツいです。全身が痛くて泣きそうなので効果はあると思います。

【(予定)イモータルズ・フィニクス・ライジング】

2本連続で微妙なゲームをリリースしているUBIによる3本目の矢。
実は購入済みなので撤退することができないのです。

【(予定)Cyberpunk 2077】

これもまた購入済み。
すんごくボリュームがあるらしい。

【(気になる)ダビスタ】

地道にステータスを鍛えてくゲームってたまにやりたくなるんだよね。

【(気になるけどやらない気がする)桃鉄】

初代からやってるんだけど、初代からずっと「たいしておもしろくねえな」って思ってる。

【(気になるけどやらない)バロック -ORIGINAL VERSION-】

新作もしくはリメイクあるいは「『バロック for Wii』を『ORIGINAL VERSION』に寄せて調整したようなもの」ならば買ったと思うけど、これはスルー。

お金を使わずに生きたい。


日本人は貧しくなっているそうで、僕の生活も安定していません。かつては「ゲームには幾らでも使う」と言っていた僕ですが最近では慎重を期しております。消費に向けられるお金が減っている以上は何かを切り捨てなければならないのは当然ですから、若者たちは車やらアルコールやらタバコやら果てには子作りにも見切りを付けてしまいました。今や我々は何かを不要とする理由を見つけることに慣れてしまっており、財布の紐を緩められません。「経済を回すために金を使え」と言う人はいますが、大抵の人は将来の安定が担保されなければお金を使いたがりません。「来月の食費には困るかも知れないけど今月は散財しろ」と言われて従う人などおらんのですよ。消費支出を上向かせるには、安定的に収入を増やすか、消費税を撤廃するかしかありません。他の手なんか存在しないんですよ。この国を率いる賢人たちは、このシンプルな結論を避けて通るためにあらゆる手を講じて失敗しています。10万円を配ったって無駄なんですよ。今月10万貰えても、来月は貰えないんですから。今後、万が一景気が良くなったとしても、それが消費性向に現れるまでには数年を要すると思います。お財布の紐を緩めるためには「この好況は続くに違いない」という幻想がどうしても必要になりますから、今の状況を変えるには夢を語る人の出現を待たなければならないと思います。

悪手。


【Assassin’s Creed Valhalla】

やらかしちゃったねえ。

【ゼルダ無双 厄災の黙示録】

懸念が現実に。

【Lose】

批評ってのは消費者運動の側面があるから迂闊に手を出しちゃいかんやつ。

なりたいものになればいい。


肌の色で差別されない世界は確かに素晴らしいと思うんだけど、僕が理想とするのはその先にある「好きな色になれる世界」なんだよね。日本にも黒人に憧れて黒人になろうとする人っているじゃん。みんな、あんな感じでいいと思うんだよ。「白人の真似をするな」だの「黒人の文化をパクるな」だのと生得の権利を主張する奴は多いけど、そいつらは一人の例外もなく差別的だと思ってる。文化の担い手に遺伝的な条件を付すなんて、差別以外の何でもないでしょ? 肌の色に限らず、ジェンダーだってそう。みんな、なりたい性になればいい。昔は難しかったろうけど今の技術ならばある程度のことは可能だし、将来はもっと良くなると思う。人種だろうとジェンダーだろうと、生得の垣根を「受け入れるべきもの」として話をする奴は皆、同じ穴の貉に思える。そもそも、誰も選んでいないじゃないか。「どの人種に生まれるか?」とか「どの性別で生まれるか?」とか「どのような家に生まれるか?」なんて、自己決定権の範疇にはない。「生まれたら、そうなっていた」ってだけだろう? それを無条件に引き受けろなんて、僕の感覚からすりゃ野蛮なんだよな。多くの人は「幸いにも自分は恵まれている」という理由から生得の特典に何の疑問も抱かない。何の苦労もせずに得た特典を当然のように享受しながら、その権利を侵しうるものを虐げる。これが差別の根幹なんだけど、アホ共にはその程度の自覚もないから、奴隷が担ぐ神輿の上に寝そべって鼻クソをほじりながら「差別反対」とか抜かしちゃうんだよ。天真爛漫も度が過ぎると思うね。

※後日「めんどくさい系」に移動します。

【流れで書いたおまけ】

生まれを受け入れろという考え方の極端な例としてカースト制度というのが知られてる。外道によって発明されたとしか思えない狂気のシステムだ。「被差別者を親に持つ者は被差別者として生きなさい。さすれば生まれ変わった時にもう少しマシな身分になれるでしょう」なんて寝言に従う人が何億人もいるんだから控え目に言ってもイカレてる。でも、他のメジャーな宗教だって実のところは大差ない。「真面目に生きれば『死後に』報われる」とほざいてる点では同類だ。言い換えると「この世ではどうにもならんから我慢しろ」となるね。これって奴隷に自らの境遇を受け入れさせるために使用者が用いる類の口上なんだけど、残念ながら多くの人は、どうにもならないクソのような人生を肯定するためにこれを受け入れてしまう。その思想の発明者は死後のことなど少しも知らんというのにね。こうした例からは「かつての宗教家達もこの世で万人を幸福にできるとは考えていなかった」ということが分かる。妥協に次ぐ妥協の果てに「あの世か来世ではきっと幸せになれるよ」と言ってお茶を濁していたのだろうな。このような言葉は「詰んでいる人」にとっては有効な慰めとなりうるから一概に悪いとも言い切れないけれど、奴隷を肯定する方便として用いる奴は邪悪だと思うよ。宗教的な多様性を尊重するにしても、他者を弾圧する思想まで尊重する気には全くなれないね。

※人類の半分以上を敵にまわすような内容なので載せるか迷ったけどまあいいかなって。

いいたいことをいおう。


波風を立てることを恐れる人ばかりですけど、いいんすかねそれで。波風を立てぬまま年老いて死んで肉体と共に想いを焼かれて最初から存在していなかったかのように葬られるのを理想としているならば、それでもいいんでしょうけれど。たしかに、主張には勇気が要りますよ。必ず誰かに嫌われますもの。でも、誰にも嫌われないのと同時に、誰からも意識されないんすよ。存在していないのと同然に振る舞ったところで、空気ぐらいにしかなれないでしょうに。幸いにもこの国では辛うじて言論が自由なのですから、言いたいことを言っていきません? 大抵の主張にアンチはいますよ。なかには「口を閉ざせ」だの「お前には言う権利などない」だの「殺すぞ」だの言ってくる人もいますが、そういう人たちの教養のレベルって人間相手に議論を行えるようなステージに至っていない……というか、おそらく義務教育を受け損なっているので、相手にする必要はないと思います。いちおう書いておきますが、この国では、威力を使って人を黙らせるのも、危害を加えるのも、それを予告するのも違法です。私たちは「意見が対立するなら、話し合いましょう」と子供の頃から教えられているはずですが、実際にそれをやれる人は多くありません。相手の言葉に耳を傾けて聞き入れられる部分があれば折り合っていくのが建設的な議論というものですが、ネットやらテレビやら国会においては、言い負かすことを目的としたゲームをしている人ばかりです。僕自身は「己の誤りや知識の欠落を認め、更新を続ける柔軟性」こそが知の核心だと思っていますし、似たようなことをソクラテスは2000年以上も前から言っている……ということを知っている人は大勢いるはずなのですが、西暦2020年に至っても、それができる人はあまりいないようです。自らを更新することに貪欲な人は、新しい知見の吸収に労を厭いません。常に聞くべき言葉を探しています。知の巨人が如く頭ごなしに他者を否定するような真似などしませんし、声の大きな方の主張が通ってしまう「犬の喧嘩」のような議論もしません。議論には素養が要るのです。そして、その素養を持つ人は限られています。特定の主張が口憚られるものとされたり、口にするという行為自体が責めを負うような社会においては、議論となる以前の段階で主張が潰されることもあります。誰もが文明人ヅラしていますけど、実際のところはその殆どが野蛮人なんじゃないすかね。ともかく、いかなるトピックにおいても議論の相手にするのは「議論の素養を持つ人」に限るべきだと思います。それ以外の人は「大音量でリピートされる動画」のようなものですから、視聴の対象にはなりますが、議論の相手になりません。この切り分けが大事なんですよ。こちらが折れるまで怒鳴り続けるだけの人(支配だけを目的とする人)を相手にするのは不毛です。それはもはや議論とは言いません。おそらく洗脳か何かです。そのような土人を除いていけば、実りある会話のできる相手が見えてくるかと思います。こちらが知的に謙虚であり、かつ、ノイズに捕らわることなく知性ある人の方を向いてさえいれば、いかなるテーマにおいても議論は成り立つと思います。ようするに「アホ共のリアクションを気にするのをやめれば言いたいことを言える」と書いてみたわけです。

こどもをつくろう。


江戸時代に生まれた日本人の総数は2億7千万人と推定されているそうだよ。そのうち僕らが知ってるのは何人ぐらいだろうね。100人も知っていれば多い方じゃないかな。みんなが知ってる江戸時代の人物の数を仮に平均100人とすると、後世に広く名を残せたのは270万人に1人ということになるね。いずれも、何らかの偉業を成し遂げるか、どえらい事件を起こすか、あるいは、たまたま偉い家系に生まれた人たちばかりで、大抵の人は一庶民として死ぬことになるけれど、その庶民たちも子供を作ることにより後世に爪痕を残してる。少なくとも子孫は自分のことを覚えていてくれる可能性が高いし、いつか子孫が著名になった暁にはNHKの「ファミリーヒストリー」あたりで取り上げて貰えるかも知れない……という、可能性の種を蒔いているわけだね。だから、僕は子作りを「次の世代までは確実に残るし、上手くいけば千年後にも影響を与えうる、強力な表現行為」と見做しているんだ。子作りに至る難易度は人によって異なるとしても、270万分の1という倍率に挑むよりは簡単だと思う。子供を作り、育てきることで、凡庸なアーティストよりも強力な影響力を生み出せる。子作りには、そういうメリットがある。まあ、難易度という観点から言うと「死んだ後のことなんてどうでもいい」だとか「バタフライエフェクト的にはメシ食ってクソして屁をこいて寝るだけでも世界を大きく変えられるはず」だとか「いつか終わってしまう世界の前には総てが無意味だ」みたいなことを言っておく方が、子育てよりずっとラクなんだろうけどね。そのように達観できない人が人生に意味を求めるときには、子作りという選択はアリだと思うよ。僕には子供なんて作れそうにないけど、作れないなりに、それぐらいのことは思う。ときおり知人共から送り付けられてくるガキの画像を見るたびに、どこか羨ましく思ってしまうところもある。だから僕はひとり舌打ちをしながら、「これをネタにシコっていいですか?」とコメントして鬱憤を晴らしているんだよ。同じように、料理の画像が送られてきた場合は「立派なウンコに育ちそうですね」と書くし、交際や結婚の報告をされた場合は「どんなセックスしてるんですか」と訊く。これらは人が嫌がることをしている人に対する相応のリアクションだと思うんだけど、どうも連中は手前の幸せアピールを大正義と信じているフシがあるから、だいたいの場合において僕だけが「頭のおかしい人」という扱いを受けてしまう。なんとも不公平な話だね。