今となっては僕じゃなくても同じように思う人がいるのではないですか? すべては、不徳が招いた罰ですよ。政治家様から庶民に至るまで、違法とならないギリギリのラインで悪行を追求するような世の中なんて地獄と化すに決まってますもん。皆様には人に優しくすることを心掛けてもらいたいんですけどね。「誰かに優しく」ではなく「人に優しく」ですよ。それだけで世界は今よりもずっと良くなるはずだと思うのですが、同時に「そんな世界はやってこない」とも思っています。人って根が邪悪ですからね。
【追記】
実は引用が入っているので元ネタを左に貼っておきました。ラース・フォン・トリアー監督が作った「メランコリア」という映画です。トリアーの映画といえば「ダンサー・イン・ザ・ダーク」が有名ですが、他にも癖の強い映画が沢山ありまして、いずれも人様にはお勧めできません。トリアー作品の多くは手持ちのカメラで撮影された3時間もある長大な鬱映画でして、たいがい女性が虐待されて可哀想なことになって終わります。結果として、地獄の中に救いを見いだす努めを観る側が背負わされるわけですが、その負荷の程度が、とてもじゃないけど人様に勧められるようなレベルにはないんですよね。鬱患者の思考の迷宮を歩かされるようなものと考えてください。実際、トリアー監督は年季の入った鬱持ちなのです。そんなトリアーが自身にとっての夢の終末を描いた映画が左の「メランコリア」です。この映画を退屈に感じる人は多いかと思いますが、そんな人でも最初の10分ぐらいは楽しめるのではないでしょうか(サービス映像みたいなもんなので)。僕にとっては、この映画のように世界が終わることよりも、終わりなく続く日常の方がずっと怖ろしく思えます。いつか来るものに対する心構えはあるのに、それが来るまでの永遠のような時間を迷い続けなければならないのですから。さて、話は変わりますが道満晴明先生も彗星との衝突による地球の終末を舞台とする「メランコリア」という漫画を描いておるようです。