眠る前の、まどろみのなかで、すごいことを思いついたのよ。反射的に「メモらなきゃ」と思ったんだけど、眠たさの方が勝ってしまい、「こんなすごいアイデア、忘れるわけがない」と思い直して眠りについてしまった。翌朝、目覚めると肝心のアイデアはすっかり記憶から抜け落ちていて、「すごいことを思いついた」という印象だけが残ってた。「所詮、忘れてしまえる程度のアイデアだ」と言ってしまえばそれまでなんだけど、残っていた印象があまりにも大きかったから、どうにかして思い出してやろうと思って、眠る前の思考のトレースを試みているのだけれども、眠る前の自分が何を考えていたのかすらさっぱり思い出すことができない。眠る前に見ていたサイトと言えば、VPNプロトコルの解説ページなんだけど、眠る前にはもっと楽しげなことを考えていたと思うんだよな。眠る前に考えがちなものと言えば、サービスか、ゲームシステムだと思う。……と、書いていたら、ちょっとだけ思い出した。横になる前に考えていたのは、ゲームシステムだ。掛け布団をめくるときには、ドラマカーブによってフリーシナリオを制御する方法を考えていたと思う。それからRimWorldというゲームのAIストーリーテラーのことを考えていたと思うんだけど、その先がさっぱり出てこない。システムについて考え続けたのか、他のことを考えはじめたか。物語を考えたような気もするんだけど、物語で“すごいアイデア”に至れるかとなるとだいぶ怪しい。仮に物語だとすると最近はキーストーンを外すと崩れる建築のことを考えていたと思うんだけど、それが“すごいアイデア”につながるとは思えない。よって、最も可能性が高いのは、やはりゲームシステム絡みだと思う……んだけど、さっぱり出てこない。惜しいところまでも辿り着けない。何か、ちょっとしたキッカケがあればズルッと出てきそう気がするんだけどな。もどかしくて気が変になりそうだ。こういう状況に相応しい“ドゥビドゥWhat?”という曲があったことなら簡単に思い出せたけど、僕が思い出したいのはそんなんじゃないんだ。眠ってしまう寸前までは、世界を変えられる気がしていたんだよ。こんなにダラダラと書いてしまった以上は、それっぽいオチの一つでも付けてエントリを整えた方が良いのだろうけど、僕が煮え切っていないから、煮え切らないまま終わろうと思う。これを読んだやつは1000文字も読んで何も得られなかったことにモヤッとしちゃえばいいんだよ。