IT業界で頻繁に引用されるマーフィーの法則のうちのひとつに「失敗する可能性があれば、失敗する」というものがあります。
とても有名なので知っている人も多くいるかと思います。
この法則は「操作ミスが可能なシステムであれば人は必ずミスをするから、仕様は慎重に決めようね」といった感じで用いられます。
「必ずミスをする」という表現は言うまでもなく大袈裟ですが、システム設計者の仕事の半分は最悪への備えと言っても過言ではないですから、最悪なユーザーによる最悪な操作を想定することの重要性を言い表すには多少なり大袈裟なぐらいが丁度良いんですよ。
僕もゲーム屋やらシステム屋をやっているうちに「やらかすことが可能であれば、やらかす奴がいる」と考えるようになりました。
仮に「自分は操作を間違えない」と主張するユーザーがいたとしても僕は信用しません。