恥ってそんなに悪いもんじゃないっすよ。


恥ってやつは何か行動を起こそうとすると結構な確率で付いてくるものなので、より多く恥をかく生き方をする方が成功するケースも増えるんですよ。僕だって人生の所々でちょいちょい恥をかいてます。逆に、徹底して恥を避けようとすると何もしない人になっちゃうんですよ。恥はないけれど味気もない人生よりは、沢山の恥を抱える方が人生はきっと面白くなります。自分にとって面白くなくても、誰かが笑ってくれるのであれば、恥をかく価値もあるってもんでしょ。幸いにも世の中には他人の不幸を見て笑う人が大勢いますから、大抵は笑ってもらえます。その笑いの端緒が自分の能動にあるならば、笑われることを嘆くのではなく「笑わせてやっている」と思ってみたところで誰からも咎は受けません(事実ですから)。むしろキツいのは「誰も笑わないどころかドン引きされるような失敗」やら「肉体的に不可逆なダメージを受けるような失敗」をやらかしてしまった時ですね。僕はどちらもやらかしていますが、今のところあまり悩んでいません。どう足掻いたって取り返しが付かないと分かっている以上は受け入れる他に道などありませんからね。場合によっては「リカバーできる可能性が僅かにある」という方が、しんどい思いをすることになるかも知れません。リカバーに要する努力が受け入れに必要な努力を上回るなんてことはザラにありますからね。結果として「やらなきゃ良かった」と思うことは沢山ありますが、「やらなきゃ良かった」と言えること自体が僕にとっては成果です。なんなら全てのチャレンジが失敗したっていいんですよ。「成功体験を語るおっさん」と「失敗談を語るおっさん」と「語るエピソードを持たないおっさん」のうち、僕がなりたいのは「失敗談を語るおっさん」ですから(……ていうか、他の二つにはなりたくねえや)。

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