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【おたより】草葉の陰からこんにちは。


Link:名作「YU-NO」リメイク版をサターン版と比較し徹底レビュー!

このA.D.M.Sと同じシステムを利用した作品「蒼色輪廻」では、不細工で自殺寸前のキモオタ主人公の人生と、別の世界線で異世界を旅するふたなり美少女の生涯をリンクさせる大胆なシナリオが展開されました。字面だけではかなりバカゲーっぽいですが、この作品もマイナーながら名作です。僕はかなり好きでした。

蒼色輪廻は少しずつ忘れ去られるものと思っておりましたから、墓から掘り起こされたミイラの気分です。YU-NOつながりということで紹介してもらえたようです。畏れ多いですね。

蒼色輪廻というゲームは元々「もう少し開発に余裕があればYU-NOの中で実現していたはずのシステム」を僕が勝手に想像して企画したものですから、すべてはYU-NOありきと言えます。そのようなゲームをYU-NOの親戚として紹介してもらえたのは有り難いことです。

【おたより】「???」ってなんですの?



>第二弾は5月中旬に”新規ルート???”の追加を予定しております。

興味ありますか?

ありますよ。
購入に至るほどではないですが。
理由は以前書いた通りです。

【おたより】ゼルダをクリアしましたよ。


やめどきも終わりも見えなくて日常生活に支障が出そうだったので思い切ってラスボスを倒しました。

やっぱり、ゼルダは神ゲーでしたか?

神ゲーだと思いますよ。多くの人が既に神ゲーと呼んでいるものを追認するのはミーハーな感じがして恥ずかしいんですが、神ゲーなんだからしょうがないですね。やってるときは無我夢中でした。「気になる場所に向かうとさらに気になる場所が見つかる」という流れが延々と続くんですよ。そんなことを何十時間も続けると飽きがきそうなものなんですが、なかなか興味が途切れない。おかげでやめ時を失って社会人として死にかけました。幾らかは不満もありますけどね。でも、あれ以上を求めるのは贅沢かなと。Switchというハードについてはローンチのゼルダの時点で既にスペックが足枷となるような挙動をみせているのでポテンシャルに不安がありますけれど、現時点では満足しています。ゼルダ後は暫く本体を寝かせることになるんでしょうが、そうなることは発売前から折り込み済みなので失望しません。

【おたより】過度の期待は禁物よ。


金曜日まだ??
Switchでゼルダを早くプレイしたいけど

まわりのゲーマー達は「約束された神ゲー」ぐらいの扱いをしているし、僕も楽しみにしてるんだけど、大きく失望させられる可能性も多分にあるから、期待値はフラットに保っておきたい。まあ、ゼルダのために5万円も払っちゃってる時点で、平静でいるのはどだい無理なんだけど。

ゼルダを早くプレイしたい人 & 2/22の、【ツンデレっ娘大集合!】を買った人です。
僕の場合はWiiUも持ってるけど約$500を費やしました。まあ、任天堂の新ハードウェアだし、リージョンロックがないし、損しないと思います。
つまり、僕は単純にバカな任豚ですよね。

特定のハードに肩入れでもしない限り、そのようなファンボーイ用語の定義には当て嵌まらないかと。
今後発売予定のスプラトゥーン2やゼノブレ2は任天堂機でしかプレイできませんから、悪くない買い物だと思います。

【おたより】これはまた、懐かしいものが出てきましたね。


買ったよ

ありがとうございます、ありがとうございます。
というか、今でも入手できるって事に驚いてます。

【追記】

2017年2月22日の人とは別人です。
私も『ツンデレっ娘大集合!』『ファントム』を最近Amazonで買いました

なんと、ファントムまで買えてしまうのですね。僕を目当てにして買うと酷い思いをするかも知れませんが、幸いにも他の(まともな)作家さん達の(まともな)小説も沢山入っているので損はしないと思います。

以下、それぞれの本で僕がやらかしたこと。

【ファントム】

ラブコメをやると言いながらストーカー小説を書きました。

【ツンデレっ娘大集合!】

なんと、ツンデレが登場しません。

【おたより】そうでしょうとも。


非処女最高!!

そうでしょうとも。

問いを投げられるでも同意を求められるでもなく、ただストレートに私的な心の叫びを投げ掛けられて、何をどう答えたら良いものかと一瞬考え込んだのですが、冬も解けつつある頃合いですから、春の訪れを告げるシグナルとして肯定的に受けとめましょう。

僕個人には処女や非処女への拘りなどありません。色情狂なら何でもいいです。ですが、「色情狂の処女」と「色情狂の非処女」ならば「色情狂の処女」の方が良いので、おそらくきっと処女派です。

【おたより】ニュアンスで使い分けるぐらいでいいと思うよ。


「プロット」「シナリオ」「ストーリー」の違いがよく解りません。
特に「シナリオ」、「ストーリー」の二つの区別が難しいです。

何と対比するかによって解釈が変わっちゃうんですよこれ。

たとえばプロットとストーリーの対比ならばプロットは「語られる順に記すもの、あるいは、因果関係を記すもの」となり、ストーリーは「出来事が発生した順に記すもの」となります。で、これがシナリオとストーリーの対比となると、シナリオは「脚本」となり、ストーリーは「小説、あるいは、あらすじ」となります。

また、ややこしいことに「プロット」「ストーリー」いずれも「あらすじ」という意味を含むことから、これらは混同されがちです。しかし、混同したとてまず間違いなく受け手に意図は通じるでしょうから、「あらすじ」という意味で用いる分には好きなように呼べば良いと思います。

エロゲ製作の現場における構想段階の成果物(フローチャートや梗概)については大抵の場合「プロット」と呼ばれます。「ストーリー」には「あらすじ」の他に「物語」や「小説」という意味もあるため、こと構想段階においては「構想」という意味を明確に含む「プロット」の語を用いる方が誤解を生まずに済むということだと理解しています。

『蒼色輪廻』で例えて欲しいです。

良い感じの喩えが思いつかなかったから当時のプロット貼っとくよ。

桜野を救出するため、夜通しインフィニティーを捜索する主人公。
しかし、街は広い。インフィニティーは見つからない。
半ば諦め、公園で休憩する主人公。
とぼとぼと家路につく主人公。
見慣れた路地を折れ、アパートを前に立ちつくす主人公。
主人公の顔を照らす、火災の炎。
アパート、全焼。
火災の知らせを聞いて駆けつけた郷野翔一、大丈夫かと主人公を気遣う。
郷野、今晩は家に泊まれと主人公を説得するが、主人公はインフィニティーを探すため断る。

つまらないでしょ? プロットなんてこんなもんだよ。

【おたより】和田馨って誰ですか?


和田馨って誰ですか?
蒼色輪廻の企画、ゲームデザイン、 ディレクターとしてもクレジットがあります。

美遊さんに企画を持ち込んだ製作会社の社長さんであり、僕に執筆を依頼した人ですよ。

【おたより】ハッピーハヌカ!


こんなの見つけました
メリークリスマス!

どっかで見たことのあるようなフレーズが出てきたと思ったら自分が書いたテキストでした。

12月24日にこんな動画つくってる人がいるんですから、この世界もまだ捨てたもんじゃありませんね。勘違いでした。どうやら前からあった動画みたいです。

僕はハニーセレクトをやっていました。

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さて、せっかくのクリスマスですし、僕のお気に入りも再掲しましょうか。

なんだろう? 生きている実感が、まるで無い。
まるで、ゲームに夢中になっているかのよう。
その時だけは、世界を救う勇者であるのかも知れない。
でも、腹が減ったらコントローラを置いて、僕はコンビニに向かうのだ。

眠って起きたら、そこには誰もいない。
救世主を称えてくれるヒロインは、いない。
それでも、傷つく事はない。
心の中では、ちゃんとフィクションだと割り切ってる。

たぶん……、諦めていたのだと思う。
望む世界は、絵空事の中にしか無かったから。

だから、僕は現実を嫌っていた。

だから、僕にはこの世界が虚構に見えた。

大衆の姿が切れて、銀色の甲冑の群れが姿を現した。
僕は足下に転がる兵士の手からクレイモアを奪い、その刃を掌に当てた。
鋭い熱を伴いながら掌が割れて、鮮血が流れた。

(痛かった……!)

たとえそれが幻だとしても……。
今、目の前にある幻を愛する事、救う事は、決して悪い事じゃない。

なぜなら、フィクションと割り切りながらも、人は英雄になる事を望むのだ。
活字の向こうに、スクリーンやディスプレイの向こうに……人は、愛し愛される事を望んで止まないのだ。

目の前にある絵空事たちが、一様に救われる事を望んでいる。
僕はディスプレイ越しにそれを知り、彼等を救わんと望む。
この際、手にしているものはゲームパッドでもマウスでもクレイモアでも、何でも良い。

チクショウッ! 畜生! この掌の痛み、僥倖たれ!
夢でも現実でも嘘でも絵空事でも、目の前で行われている事に対し真剣になれない奴は、バカだ!

バカだっ!!!

要約すると「ゲームは本気でやれ」ってことです。

【おたより】おかねのはなし。


エロゲのDL販売の売上金はどのように配当されるのでしょうか?

それはもう契約によるとしか。

例えば『蒼色輪廻』がDMMのDL販売で売れた場合、蒼色輪廻スタッフには売上金の何割くらいが入るのでしょうか?

蒼色は売り切りで仕事をしたから何本売れてもおんなじですね。でも、自分のお金にならないとは言え、売れること自体は嬉しいものですよ。歩合の交渉もできたんでしょうが「金はいらんから好きにやらせろ」と言って関わった案件なので、特に不満もありません。実際、好き勝手やれたしね。もし次の機会があるならば、そんときはちゃんと貰います。

一般に歩合交渉を行える人というのは限られています。社員さんの場合は会社の労働条件によりますし、フリーランスの場合は(シナリオだとか原画といった)花形パートの担当でなければ交渉しづらいものです。また、当然ながら名前が売れている人ほど条件面で有利になります。逆に不利なのはお金に困ってる人です。これはエロゲ業界に限った話ではないのですが、お金に困っている人は、目先のお金欲しさに地獄行きの切符を文句も言わずに受け取りがちなんですよ。心理的な視野の狭窄により地獄行きを理解できていなかったり、あるいは地獄と分かっていても飛び込まずにはいられなかったりしてね。幸いにも僕は蒼色に携わった時点で本業をエンジニアとしていましたから、エロゲ専業の人よりもずっと気楽な立ち位置で仕事ができたと思います。本業を別に持つって良いことですよ。「好きだから」以外の動機を捨てて活動することができるから。