【おたより】最近プレイしたゲームの感想。


PUBGって、どう思いますか?
あと、Super Mario Odysseyの感想は?

PUGBは30分間匍匐前進をすれば10位以内を簡単に取れるんですが退屈です。かといってKillを取りにいくにしてもシューターとして微妙な出来なので面白いと思えませんでした。

オデッセイは期待通りすぎるせいで感想を書きづらいです。買う前に想像していた通りの内容です。箱庭のなかに色んな手法で隠された宝物(ムーン)を探すという内容の、いわゆる箱庭マリオでして、大抵の人にとって面白いとは思うんですが、それ以上の特筆性はないかなと。発売前から話題になっていたヴォーカル曲については、ニュードンクシティーのものは演出も含めて素晴らしい出来だと思いましたが、二曲目の方はシーンに合っていなかったですね。あとクリア後に追加されるムーンについてですが、とりあえず置いてみたようなものが散見するのがちょっと残念かなと思いました。粗を挙げてきゃキリがないんですが、それでも限りなく満点に近いゲームであることは確かでしょうね。

【Assassin’s Creed Origins】

最近プレイしたゲームの中で特に意外性があったのはAssassin’s Creed Originsです。期待値がとても低かったので、良い意味で期待を裏切られました。オープンワールドで構築された馬鹿げているほど広い古代エジプトをラクダに乗って駆け巡りながら盛り沢山のクエストをこなすといった内容のゲームですが、従来作と比べる気すら起きないくらいやれることの幅が増えていますし、各種リソースやキャラクター成長のバランスが割合にマトモです。Witcher3を参考にしていると思しき各種クエストも(クエスト内分岐はないけれど)それなりにちゃんと作られておりプレイしていて興味が削がれません。ひたすらクエストをこなしていたら、いつのまにかゲームが終わってました。全てのクエストをこなした後にやることがないのは残念ですね。このゲームで最も僕を感動させてくれたのは「セヌ」という鷲です。セヌは主人公の相棒であり、ボタン一つで空からの視点をプレイヤーに提供してくれる超優秀な斥候です。セヌになって高度をあげていくと世界の果てで活動している動物や荷馬車が見えてきます。半径数百メートルだけが生きているように見えるオープンワールドに慣れきっていた僕にとってセヌが提供してくれる視点は凄く新鮮でした。

【Shadow Tactics: Blades of the Shogun】

「Shadow Tactics: Blades of the Shogun」は、ステージに嫌らしく配置された敵兵共の視線を掻い潜りながらターゲットの暗殺などのミッションをこなすリアルタイムストラテジー(コマンドスライクゲーム)です。「石や手裏剣を投げることができる忍者」だとか「敵の視界を数秒だけ狭める魔法の粉を使えるくノ一」だとか「笛で呼んだ敵を罠で殺せる少女」だとか「歩行障害があるかわりに長距離狙撃が得意なおじいちゃん」だとか「複数の敵を同時に殺せるサムライ」といった個性的なキャラクターを操作して様々な難局を乗り越えていきます。敵に見つかった場合は即ゲームオーバーなのですが、その割に見つかりやすいので、クイックセーブ&ロードを多用することになります。だいたいのステージは、ぱっと見て「こんなのクリア不可能じゃね?」と思うようなものばかりなのですが、物凄く頑張ればなんとかなります。非常に難しいぶんクリアした時の達成感も半端ではなく達成感だけを言うならばダークソウルと肩を並べるほどです。Steamレビューにおいては「人を選ぶ」と書かれまくっていますが、幸いにも選ばれた人にとってこれは間違いなく神ゲーでしょう。なお僕はまだクリアしてません。終盤のステージが難しすぎるんですよ。

追記:クリアしました。

【Cuphead】
GOTY候補は押さえておこうということでプレイしました。内容は手描きの死にゲーですね。2Dダークソウルとでも言いますか。とにかく非常に良く死にます。ステージやボス戦には様々なアイデアが盛り込まれていて何度も驚かされることになりますしゲームとしても非常に良くできているのですが、本作で最も印象的な要素となるとやはり手描きのヴィジュアルでしょうね。まるで昔のアニメです。具体的には1930~60年頃に作られたアメリカのアニメです。うっかり「アニメ」と書いてしまいましたがきっとカートゥーンと呼ぶべきところなのでしょう。アニメに造詣のない僕みたいな奴でも素直に感心してしまう程度には良く描かれています。ですから見る人が見ればきっと僕以上に感動するでしょう。残念ながら日本語はありませんが、良いゲームですからきっとそのうちローカライズされると思います。

【ホライゾンゼロドーン 凍てついた大地】
ゼルダがいなければGOTYを取っていたであろうゲームことホライゾンゼロドーンのDLCです。ゼルダのおかげで埋もれがちですが非常に良くできたゲームです。グラフィックはあらゆるゲームの中でも最高峰と言われていますが、そんなこと以上に物語の作りの方が僕には印象的でした。SF世界で様々な設定が入り乱れますが「母無し子の主人公が母親の影を一途に追い求め続ける話」という軸がブレることはありません。おかげで非常に分かりやすく、共感もしやすく、ゲームの楽しさも相まってプレイ後は素直に「よいゲームだったね」と言うことができます。そんな良作のDLCこと「凍てついた大地」ですが、まあまあでした。思うにこのDLCは初めて本編をプレイする人がDLC同梱の状態のものをプレイする場合が最も楽しめるように作られています。未プレイの人はラッキーでしたね。

【HYAKKI CASTLE】
和テイストの設定だとかパーティー分割システムといったアイデアは面白いんですが、痒いところに手が届かないというか、システムがこなれていないように思います。たとえばキャラクターに攻撃などの行動をとらせる場合に使うインタフェイス(キャラクター表示パネル)が一定の時間経過で画面から消えるという仕様はプレイヤーにデメリットしかもたらさないし、クリック対象となるキャラクターパネルを等間隔で並べるというUI配置は使う側の利便を考慮していません。どちらの問題もその原因は「見た目が良い方の仕様を選んだこと」にあるものと推察できますが、プレイヤーが最も頻繁に触るインタフェイスの設計において利便を度外視されるのは遊ぶ側にとってツラいです。幸いにもこれらの不便さは簡単に修正することができますし、実際に修正されつつもありますが、現時点では「Legend of Grimrockっぽいゲームならなんでも買うよ」という僕みたいな人以外には勧めることができません。

【VA-11 Hall-A: Cyberpunk Bartender Action】
近未来のバーテンダーになって客と会話をしながら酒をつくるゲームです。PC98時代のゲームへのリスペクトの塊のようなゲームですが、意外にも作者は外国の方です。ハマる人はめちゃめちゃハマると思いますが、僕にはちょっとしんどいですね。何がしんどいって、ほぼ読み物なところが。

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